剣山で刺されるようなお尻の痛みとふくらはぎへの痛み

50代女性、数年前にも同様の痛みがあったとのこと。当時は、AKA博田法の出来る整形外科で治療して治癒。今回は、当院でも「AKA仙腸関節の治療をしている」と紹介してもらったと来院。当院は、AKA博田法を学んだ方から学び、独自の仙腸関節治療をしています。

症状

腰の痛みと剣山で刺されたようなお尻の痛みとふくらはぎまでの痛みとしびれ。検査をするとたしかに仙腸関節の異常もありましたが、腸腰筋/大腰筋に緊張が強くでていました。

仙腸関節

仙腸関節の機能異状とは??

上記画像の赤いラインを仙腸関節といいます。骨盤:仙骨(三角の骨)と腸骨(両サイドの耳のような骨)を結んでいる大事な関節です。この関節の左右のアンバランスや動きの低下もしくは動きすぎにより、腰・お尻・太もも以下に痛みや痺れを引き起こすことがあります。

  • 『腰から来ているよ~』と言われたお尻から太もも、ふくらはぎにかけての神経痛
  • 『腰の骨が潰れているね~』と言われた腰痛
  • 『股関節の変形があるよ~』と言われた股関節痛
  • 『あぐらがかけなくなった』
  • 『座ると座骨があたって痛い』

などなど仙腸関節から由来する痛みやしびれその他がたくさんあります。仙腸関節の調整の前に、腸腰筋/大腰筋の筋肉の緊張をとると、治療前に出来なかった動作が出来るようになりました。そして仙腸関節の調整をすると、治療後は、暗かった表情が明るくなり、剣山の痛みは消失し、ふくらはぎの痛みと痺れもかなり改善し、寝返りも出来るまでに。

来院前後の痛み:10⇒3

坐骨神経痛で苦しむ方々、皆様が早期に改善できるようますます努力していきます。あなたのその痛み、仙腸関節からの痛みかもしれません。しかしすべての症状に対して仙腸関節の治療が劇的に効果が出るという事はありません。しっかり検査をして、仙腸関節の機能異常が原因と考えられる方に対して、仙腸関節の治療を行います。また、仙腸関節の機能異常が原因でない場合は、別の原因を探し施術させていただきます。

痛みや痺れの原因は仙腸関節だけではない

当院では、一つの治療法に当てはまるような治療はしません。仙腸関節が主な原因で症状が出ていることもありますがいつも手で治療をしている我々手技療法家からすると仙腸関節の機能異常が原因である事は多くはありません。人間の体はとても奥が深いです。痛みの原因も様々です。ですので一つの治療法に全てを当てはまるような治療はしません。しっかり検査をしたうえで考えられる要因一つ一つをスクリーニングして治療していきます。

当院での治療と評価

【評価が最重要】

  1. 姿勢の評価と施術
  2. 筋肉・関節の評価と施術
  3. トリガーポイントの評価と施術
  4. 交感神経の評価と施術

主にこの4点をしっかりと施術して改善が見られない際は、医療機関や整形外科での精密検査をおすすめします。当院でも尊敬するDC(ドクターカイロ:欧米では医師と同じ)また慢性痛をしっかり診てくれるお医者さんもまずは、この筋肉による原因が90%だとおっしゃっています。筋肉といってもただマッサージすれば良いという事ではありません。治療とマッサージでは、中身が全く違うので皆さんも勘違いしないでくださいね。

1.2 姿勢不良による筋肉・関節への影響

まずは、なんと言っても姿勢でしょう。筋肉と言っても腰を診るだけではありません。首に原因がある場合もあれば、お腹・太ももに原因があるかもしれません。慢性的な症状であれば、骨盤の歪みや頭蓋骨の歪みにより、呼吸がしっかり出来ていないかもしれません。呼吸を改善することは、慢性的な症状の方にはとても重要です。呼吸の改善なくして改善はしないかもしれないくらいです。かつて、野口英世先生も『すべての病は、酸素不足』と遠い昔から唱えています。酸素がしっかり吸えていなければ全身に血液がしっかりと十分に行きわたらないと思って下さい。当院では、身体のバランスをしっかりとチェックし筋肉と関節の不具合による影響を探していきます。治療方法は、姿勢の不良は、KYテクニック。関節による影響は、カイロプラクティック。また内臓・頭蓋骨調整・トリガーポイント治療が主になってきます。

【参考】姿勢を正す本当の理由

3 トリガーポイント(筋肉の評価)

小殿筋トリガーポイント

トリガーポイントとは、圧に対する感度が局所的に高い、過刺激性のポイントで、身体の他の部位に症状(通常は疼痛)を引き起こします。トリガーポイントは、筋肉、筋膜、骨膜、靭帯、皮膚などの身体の軟部組織に存在することが多いと言われています。一般的には、潜在性と活動性のトリガーポイントに分類され、潜在性は、圧迫されない限り局所的な痛みや関連痛を引き起こさないのに対し、活動性トリガーポイントは圧迫されなくても局所的な痛みや関連痛を引き起こします。どこも痛くなくても潜在性トリガーポイントがある場合が殆どですので活動性に変わらない様に日常的に身体のケアをしていく事をお勧めします。

お身体の痛みにトリガーポイントの評価は欠かせません。

4 交感神経の評価と施術

長く患てっいる、痛みや痺れに悩まされている事によってもストレスとなり自律神経が乱れてしまいます。自律神経の調整をするだけでも身体の反応は変化してきます。

当院で行う治療方法

上記の評価をもとに施術をしていきます。その評価があって様々な手技療法が生きてきます。適切な場所に適切な刺激を送る。これがシンプルに一番の治療法ですが、適切な場所へ適切な刺激が一番難しいところでもあります。

  1. 手技療法:これが一番のメインとなります。『痛いところに原因はない』痛い部位は、症状であって原因ではありません。当院では、筋膜リリース・仙腸関節療法・トリガーポイント・カイロプラクティック・KYテクニックその他の治療法をその症状に合わせて施術してきます。
  2. 電気療法:関東には当院にしか存在しない(あの日本人テニスプレーヤーが所持)定電流治療器。日本人MLB選手やオリンピック選手も使用する立体動態波、超音波治療器、高電圧治療器を使用します。

数ある治療法を学んできましたし、学び続けている中で一人一人に最良なものを選んで施術いたします。

① カイロとは?

カイロプラクティック(Chiropractic)の「Chiro」は手を、「Practic」は技を意味するギリシャ語を発祥とするように、主に手を用い、主に頸椎~背骨~仙腸関節を矯正することにより身体の不調を改善する手技療法です。
※本来、人間には必ず自己治癒能力が備わっています。

現代の食生活、日常の姿勢から背骨の歪み、神経の不活性化がおき、自己治癒能力が低下しがちです。それを高めてくれるのが、カイロプラクティックによる関節への治療です。

② AKA療法とは?

かつては整形外科の医師が考えた治療方法で、関節の動きを改善する治療方法で、主に仙腸関節をはじめその他各関節に施術できる非常に弱い力で関節を治療します。

当院ではカイロプラクティックと独自の仙腸関節(※)調整の良いところを取り入れて患者さんに合った治療方法を選択していきます。

仙腸関節性の腰痛

※仙腸関節は、不動の関節と言われておりましたが、実は2~3mm程動く関節であり、非常に繊細かつ身体への影響力は、非常に大きい身体の土台を支えている重要な関節です。 左右の関節の機能異常、ロッキングなどにより様々な不調をきたし、この関節を治療することで関所が開くように血液の流れにも大きな影響を及ぼします。腰痛、神経痛だけでなく、手足のむくみやお腹の張り、首の痛み動きなどにも効果があり、まだまだ解明されていないこともたくさんありますが、魅惑の関節といえるでしょう。

様々な痛みを長く患い、改善されない方は、AKA骨盤調整・カイロを受けてみると何か改善が見られるかもしれません。

③ KEN YAMAMOTO テクニックとは?

KEN YAMAMOTO テクニックは、医学の先進国である欧米では、医師たちにも認められている「解剖学・運動学的に根拠のある」治療法です。「肩がこるから肩を治療・揉むのではなく」解剖学的にその原因となる箇所を治療していきます。今後日本でも医師たちに認められる日もそう遠くない。そう思っています

④ 筋膜リリース

【参考】筋膜リリースとは?こちらをご覧ください。

⑤ トリガーポイント

上記に記載してありますように痛みにトリガーポイントの評価と施術は欠かせません。

【参考】仙腸関節に関する腰痛・座骨神経痛に関する症例と口コミ