野球少年のオスグッド病/成長痛の治療

硬式野球のクラブチームに所属している中学1年生の男の子。ポジションはキャッチャー。キャッチャーの子は、オスグッドが多いです。3か月前から両膝が痛くなり、先週から、より痛みが激しくなった。

走行はもちろん、歩くのでさえ痛みがあり、しゃがむことも出来ないので練習には上半身の筋トレなど、別メニューでしか参加できない状態。痛みは左の方が、より強い。初診では、膝下の圧痛・屈曲痛が強い為、特殊治療器を用いた治療を中心に。

屈曲痛は左膝3割減、右膝7割減。

2回目治療時、右膝の屈曲痛・圧痛ともほぼゼロに!

しかし、左膝がまだ痛みでてしまう・・・

それ以降、左膝は治療後は痛みがほぼなくなるのですが、まだ深く曲げられず、何日かすると戻ってしまう状態に。

しかし、彼はとても素直に頑張って通ってくれました。まだクラブに入ったばかりの中学一年生の、この大事な時期。

【早く治したい】【練習に参加したい】【試合に出たい】

そんな焦りもあったと思います。ただ、彼が目指しているのはもっと先です!

中学3年間、高校野球そしてその先も野球を続けるため

今はやりたい気持ちを我慢して治療に専念してくれました。そして、その効果が出始めました。それは、何度目かの治療前、彼に前回後はどうだったか聞くと、「今週は痛みが戻らなかったです」。やはり、身体の歪みや癖をしっかり診て、全身の歪み調整を施した事が良かったのでしょう。治療期間、2か月約10回。当院としては、時間が掛かってしまいましたが、一般的には、何年も治らずに通院している子が大勢います。彼の状態を考えると早かったほうだと思います。彼に限らずスポーツ障害は、局所だけに目を向けていないで、しっかりと身体を診るというのが大事ですね。

そこから少しずつ間隔をあけても大丈夫になり、そしてついに先日、痛みが完全にゼロになりました。

【参考】オスグッドとは?

 圧痛を取るまでが最終目標

当院では、運動が出来るまでが目標ではなく触っていたい圧痛を取りきるまでが治療です。今回は、少し時間が掛かってしまいましたが圧痛もなくなり、無事卒業です。その後も再発無く、お友達を紹介してくれています。

いつもありがとう!

オスグッド(成長痛)の症例はコチラ♪

オスグッドって本当に成長痛!?

冬場に多い成長痛(オスグッド)!?