意外と理解されていない坐骨神経痛(Sciatica)

今回は、皆さんも良く耳にしていると思います、坐骨神経痛についてご説明していきたいと思います。まず、坐骨神経痛とは、腰から足にかけて痛みや痺れが出ている際に診断されやすい大きく分類した総称であり原因ではありません。その原因が何かがとてもとても重要なのです。

このページで理解してほしい事

  1. レントゲンだけでは、坐骨神経痛の原因はわかりません
  2. 坐骨神経痛は原因ではなく症状名です
  3. 痛みとMRI画像は必ずしも一致しない事
  4. 手技療法・保存療法でヘルニアを治しているわけではない事

主に上記4つだけでも理解していただければ幸いです。我々手技療法では直接ヘルニアを引っ込めたり、小さくしたりしているわけではありません。痛みの原因は別にあるから症状が改善しているのです。

坐骨神経痛と診断される主な原因(一般的な要因)

1 ヘルニア:椎間板内の髄核が外に飛び出し神経を圧迫するといわれています

【参考】腰椎椎間板ヘルニアとは?症状・原因解説

こちらに詳しく解説していますので是非ご一読ください。まず、レントゲンでヘルニアの判断は出来ません。レントゲンには、骨は映りますが椎間板ヘルニアは映りません。椎間板ヘルニアの場合、保存療法で改善が望めるケースが多いので手術を決断する前に今一度、保存療法をご検討ください。手技療法で治すのは、飛び出したヘルニアではありません。ヘルニアが原因で現れていると言われている症状を改善していきます。という事は、飛びだしているヘルニアが痛みの原因ではなかったという事なんです。ここを今一つご理解していただけると症状の改善もスムーズになりやすいです。

2 脊柱管狭窄症

人間の背骨には、脳から続く神経である脊髄(お水)が通る管があります。この通り道を脊柱管と呼びます。脊柱管狭窄症とは、骨や靭帯の肥厚、椎間板の突出などで、脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫され、お尻の痛みや太もも・ふくらはぎ・足首・足の裏の痛みやしびれなどの症状を起こすと言われています。加齢により骨や靭帯などが変性して起こることが多く、50代以降の男女に多くみられます。長い時間歩くと症状がひどくなり、中には5分・10分しか歩けず、しばらく休むとまた歩けるようになる、「間欠跛行(かんけつはこう」が代表的な症状です。脊柱管狭窄症は、ヘルニアと違い進行性の症状のため、脊柱管狭窄症が本当の原因の場合、手術(オペ)が必要になるケースも多いかもしれません。

3 腰椎すべり症・腰椎分離すべり症

腰椎すべり症は、5つに縦に並んでいる腰椎が前方に飛び出すことで神経を圧迫すると考えられています。すべり症が本当の原因で坐骨神経痛を引き起こしているケースは少ないと考えます。

【参考】腰椎分離すべり症・症状解説

※このページで使用している本当の原因とは、病院で診断されているけれどもその症状の原因ではない可能性が高いという意味です。

4 梨状筋症候群:お尻の深いところにある梨状筋が坐骨神経を圧迫します

お尻の筋肉が硬くなり(緊張)、坐骨神経を圧迫しているケースです。人間のお尻の筋肉は、実はとてもとても酷使されています。立っているときにお尻を触ってみて下さい。とても硬くなっているのがお分かりかとおもいます。座っているときは、お尻は潰されいつも圧迫していますね。デスクワークを1日8時間・10時間もされていれば、どれだけお尻に負担が掛かっているでしょうか?また、男性であれば小便をするさいも非常に硬くなっているのが分かります。お尻の筋肉は、身体を支え、骨盤(内臓)を支え、人体の要といっても良いかもしれないお部位です。

症状

簡単に説明すると腰から足までにかけての痛みの神経の親玉は、坐骨神経です。このラインに痛みや痺れ・違和感がある時に坐骨神経痛ですねと診断をされます。よく出現する部位は、お尻(臀部)太ももの外側・ふくらはぎの外側・スネ(前脛骨筋)です。同じ坐骨神経でも太ももの内側やふくらはぎの内側には出現しないケースがほとんどです。この辺りには、何か本質的な原因が隠れていると考えています。

上記の図のライン(腰・お尻・太もも・ふくらはぎ・足首・足)に痛みや痺れが出現します。いわゆる坐骨神経痛と言われる症状の原因の一つです。坐骨神経痛とは、症状名であって原因ではありません。上記ラインに痛みや痺れではなく、麻痺や場合、膀胱障害(頻尿・多尿その他)を起こしている場合は、早急に医療機関へご相談下さい。

『なる.整骨院』で考える坐骨神経痛(原因は別であるかもしれないが)症状をレベルで評価

※ヘルニアページのレベルと同じです。

トップレベル 筋力低下・感覚異常・拍動減弱・膀胱直腸障害がある

LV5 歩けないほど、もしくは数歩しか歩けない程、お尻からふくらはぎにかけての部分に痛む箇所がある。また、夜間も眠れない程痛む。生活にも支障をきたします。(痺れも含む)

LV4 歩けないほどではないが、お尻からふくらはぎにかけてに痛む箇所があり、痛む時間帯も多い。(痺れも含む)生活・お仕事に支障をきたします。

LV3 長時間、座っている、立っているとお尻からふくらはぎにかけてに痛む箇所がある。(痺れも含む)

LV2 ランダム(いつ出るのかがわからない)にお尻からふくらはぎにかけて痛むことがある。(痺れも含む)

LV1 時々、お尻からふくらはぎにかけて違和感が出る。(痺れも含む)

※上記は、ヘルニアが必ず原因であるという意味ではありません。LV5の方は、急性期症状(痛みが出たばかり)ですと本当に痛いし辛いです。しかし、本当に手術が必要かというと別問題かもしれません。

一般的な治療方法

まず、保存療法と手術療法に大きく分けられます。保存療法とは、手術をしないで生活習慣を改善したり、薬・リハビリを生活に取り入れて治す方法を言います。もしあなたのその坐骨神経痛の原因を調べていないもしくは、伝えられていない場合はしっかりとお伺いを立てたほうが良いかと思います。原因がわからないまま、下記の治療をしているケースも多いかもしれません。

【保存療法】

  1. 投薬療法:消炎鎮痛剤(ロキソニンやリリカカプセル)やシップを処方されることが多いですね。鎮痛剤も効果や副作用に違いがありますのでお医者さんによく伺ってください【参考】リリカカプセルの副作用
  2. リハビリ療法:牽引機(欧米では10年以上前から使用されていないそうです)。干渉波/低周波(ヘルニアと診断されるほどの症状に効果を期待するのは難しいかもしれません)マイクロ波(深部を温める機器/温めること自体は良い事ですが・・・)ウォーターベッド(全身の血流が良くなるのは良い事ですが・・・)コルセットを装着し、安静など。原因がわからず牽引をしているケースは多い様ですね。
  3. 神経ブロック注射:ブロック注射も実は、種類があります。下記の参考を読んでいただければわかるかと思いますが、一般的にその場で出来るブロック注射は、おそらく硬膜外ブロック注射です。その痛みの原因がヘルニアの場合は、神経根ブロック注射の方が効果が高いかもしれません。そのあたりも打つ前には、しっかり聞くようにすると良いかと思います(【参考】ブロック注射って効果あるの!?)。

実際に診られる坐骨神経痛の原因

1 姿勢不良による筋性・関節性の要因

人間の身体は、ほとんど左右対称ではありません。出来る事ならば49:51位の比率にしたいところですが日常生活・仕事上の習慣などなかなかそうもいきません。日常生活により身体が受け続けている負担は、想像を絶するものであり、急に痛くなったという方が多いですが、急に症状が起きるわけではありません。日頃から身体のメンテナンスをおすすめいたします。姿勢が悪い状態での呼吸では、酸素を100CCしか取り入れていないと言われているのに対し、姿勢を正しくした状態では、300~400CCの酸素を取り込めると言われています。我々の身体に酸素は切っても切り離せません。身体に取り込む酸素が少ないと全身のどこかに異常をきたしてもおかしくありませんし、病気も患いやすいと言われています。まずは、姿勢を正しましょう。

【参考】姿勢を正す本当の理由

2 仙腸関節機能障害:骨盤にある関節の不具合により坐骨神経に悪さをします

仙腸関節性の腰痛

いまや、腰痛や坐骨神経痛の診断・治療に欠かせない要因です。仙腸関節により坐骨神経痛を引き起こしているケースもとても多いです。軽度から中度の場合、仙腸関節の調整により症状がその場で改善する事も少なくありません。

【参考】仙腸関節性の坐骨神経痛の症例と口コミ

3 トリガーポイント(筋肉の評価)

トリガーポイントとは、圧に対する感度が局所的に高い、過刺激性のポイントで、身体の他の部位に症状(通常は疼痛)を引き起こします。トリガーポイントは、筋肉、筋膜、骨膜、靭帯、皮膚などの身体の軟部組織に存在することが多いと言われています。一般的には、潜在性と活動性のトリガーポイントに分類され、潜在性は、圧迫されない限り局所的な痛みや関連痛を引き起こさないのに対し、活動性トリガーポイントは圧迫されなくても局所的な痛みや関連痛を引き起こします。どこも痛くなくても潜在性トリガーポイントがある場合が殆どですので活動性に変わらない様に日常的に身体のケアをしていく事をお勧めします。

坐骨神経痛の場合は、中殿筋・小殿筋・大殿筋・梨状筋にトリガーポイントが形成されているケースがとても多いです。この評価は、欠かせません。

4 交感神経の評価と施術

長く患てっいる、痛みや痺れに悩まされている事によってもストレスとなり自律神経が乱れてしまいます。自律神経の調整をするだけでも身体の反応は変化してきます。

主にこの4点をしっかりと施術して改善が見られない際は、医療機関や整形外科での精密検査をおすすめします。「なる.鍼灸整骨院はれ」でも尊敬する方々もまずは、この4つが重要かつ筋肉による原因が90%だと言っています。筋肉といってもただマッサージすれば良いという事ではありません。治療とマッサージでは、中身が全く違うので皆さんも勘違いしないでくださいね。

5 その他 血流障害など内科的要因

なかなか症状が改善しない坐骨神経痛の場合、血管の問題も大いにあると考えますが、日本ではなかなかそこまで取り扱ってくれてないのが現状です。アメリカでは、ふくらはぎに神経痛がある場合、まずは循環器内科で血管的な要因も考えるそうです。また、まれなケースでは前立腺炎の筋の影響で、座位になり骨盤が圧迫されたような状態で内腿の痺れが出現するという事もあります。

【症例①】歩くのも座っているのも辛かった坐骨神経痛の治療

【症例②】ヘルニアだと思い込んでいた2年前からの坐骨神経痛

【症例③】1年前からのふくらはぎの痛みと痺れ(坐骨神経痛)

【症例④】お尻が痛くて歩けない(坐骨神経痛)方の治療

【参考】その他、腰痛・坐骨神経痛の症例

患者さんのひとりごと

※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。

 

当院の治療方法

① カイロとは?

カイロプラクティック(Chiropractic)の「Chiro」は手を、「Practic」は技を意味するギリシャ語を発祥とするように、主に手を用い、主に頸椎~背骨~仙腸関節を矯正することにより身体の不調を改善する手技療法です。
※本来、人間には必ず自己治癒能力が備わっています。

現代の食生活、日常の姿勢から背骨の歪み、神経の不活性化がおき、自己治癒能力が低下しがちです。それを高めてくれるのが、カイロプラクティックによる関節への治療です。

② 仙腸関節調整法(AKA)とは?

かつては整形外科の医師が考えた治療方法で、関節の動きを改善する治療方法で、主に仙腸関節をはじめその他各関節に施術できる非常に弱い力で関節を治療します。

当院ではカイロプラクティックと独自の仙腸関節(※)調整の良いところを取り入れて患者さんに合った治療方法を選択していきます。

仙腸関節性の腰痛

※仙腸関節は、不動の関節と言われておりましたが、実は2~3mm程動く関節であり、非常に繊細かつ身体への影響力は、非常に大きい身体の土台を支えている重要な関節です。 左右の関節の機能異常、ロッキングなどにより様々な不調をきたし、この関節を治療することで関所が開くように血液の流れにも大きな影響を及ぼします。腰痛、神経痛だけでなく、手足のむくみやお腹の張り、首の痛み動きなどにも効果があり、まだまだ解明されていないこともたくさんありますが、魅惑の関節といえるでしょう。

様々な痛みを長く患い、改善されない方は、AKA骨盤調整・カイロを受けてみると何か改善が見られるかもしれません。

③ KEN YAMAMOTO テクニックとは?

KEN YAMAMOTO テクニックは、医学の先進国である欧米では、医師たちにも認められている「解剖学・運動学的に根拠のある」治療法です。「肩がこるから肩を治療・揉むのではなく」解剖学的にその原因となる箇所を治療していきます。今後日本でも医師たちに認められる日もそう遠くない。そう思っています

④ 筋膜リリース

【参考】筋膜リリースとは?こちらをご覧ください。

筋膜リリースの効果

  • 癒着部分を剥がす(流す)
  • 血流・リンパの循環改善
  • 柔軟性・可動域の増加
  • ケガからの早期復帰
  • パフォーマンスの向上

⑤ トリガーポイント

上記に記載してありますように痛みにトリガーポイントの評価と施術は欠かせません。

よくあるお話

坐骨神経痛は、腰があまり痛くないことが多いのもポイントですね。問診中によくこのような会話があります

病院では何て診断を受けましたか?

患者さん
坐骨神経痛ですね、と言われました

MRIなど検査は受けましたか?

患者さん
いえ、レントゲンだけ撮りました

レントゲンでは何か言われましたか?

患者さん
いえ、問題ないと言われました

原因は何か言われましたか?

患者さん
腰からでしょう~といわれました

レントゲン上では問題ないのに腰からと言われることが非常に多いですね。骨の状態を診るDrが、骨には問題がないとおっしゃり、でも腰から来ているという事はあとは筋肉や関節、軟部組織の問題という事になります。

また、このような会話も

ヘルニアや狭窄症の可能性もあるかもしれませんね

患者さん
病院では、坐骨神経痛ですね、と言われましたけど違うんですか?

いえ、坐骨神経痛というのは、大まかな名称でその原因にあたるのがヘルニアや狭窄症などがあげられます

患者さん
???そうなんですか~知りませんでした・・・

なんていう会話もよくあります。

坐骨神経痛の原因を知ることが一番大事ですが、ヘルニアの場合、健常者の方の方がヘルニアが多いというデータが実際にあります。

また、手術は成功したのに、症状は変わらなかったという方も多くいらっしゃいます。一概に検査を受けてヘルニアだと言われてもすぐに手術には踏み切らず、手術する前に必ず一度は、我々民間療法に委ねてみてください。治療をさせて頂いている中で、本当に腰に原因があり症状が出ている方は、あまり多くない様に感じます。

「坐骨神経痛の原因が、ヘルニア以外の場合がある」を裏付ける私の実際のMRI画像

【参考】ヘルニア・狭窄症と診断された私の腰のMRI画像

 

H29.9月、自分の腰の状態を一度くらいみてみようと、MRIを撮影していただきました。

すると・・・

ヘルニアと脊柱管狭窄症の診断・・・

なにも症状がない私が、まさか自分がこのような診断を受けるとは夢にも思いませんでした。しかしこれまで説明してきたことに信頼性が増し患者さんを励ませる材料となりました。

やはり坐骨神経痛の原因はヘルニア以外?

今回の私の様に本当の原因は別のところに隠れているかもしれません。手術して後悔するよりは、まずは保存療法で痛みを軽減していき、それでも改善しない時に手術を考えてみるのは如何ですか??

【参考】ブロック注射って効果あるの!? / ヘルニアは本当に手術が必要なのか!? / 坐骨神経痛の症例と口コミはコチラ / リリカカプセルの副作用

腰痛Q&A

腰痛になってしまった際、『どう対処してよいのか分からなかった』という経験はありませんか?日頃、患者様から聞かれることが多い腰痛に関連する質問をピックアップし、それに対する回答をまとめました。腰痛に対する当院の基本的な考えにもなりますのでご参考になれば幸いです。※あくまでも当院の見解です。(当院HPより抜粋)

Q.安静にしていた方が良いのか?

A. 極端な安静は控え、可能な範囲で動いて下さい。

ぎっくり腰などの急性腰痛などの場合、「なるべく安静にしていて下さい。」と言われるイメージがあるかと思います。しかし極度の安静はかえって症状が悪化してしまったり、治りが遅くなってしまう可能性があるのです。これは痛痛診療ガイドライン2012(日本整形外科学会)にも記載されている事項であり、むしろ可能な範囲で動いた方が良いとされています。ただし急な動きや過度な負荷を掛けることは避けるべきでしょう。具体的には15~30分程度の散歩をしたり、無理のない範囲で左右交互にもも上げをしてみて下さい。ただしなるべく痛みの出ない範囲で無理せずに行うよう注意して下さい。

Q.冷やす?温める?

A.  急性期は冷やして慢性期はなるべく温めましょう。

特にスポーツをされている方はご存知かもしれんせんが、どこか痛めてしまったりケガをしてしまった際にはアイシングを用いることが多いです。アイシングは患部を冷やすことで、痛みの緩和・血管の収縮・細胞の活動低下によって、炎症反応(発赤熱感腫脹疼痛機能障害)や患部以外への二次的被害を抑える目的があります。一方それに対し患部を温めると、血管が拡張することで血流が良くなり、組織の修復・改善を促進する役割を持ちます。

しかしそれぞれをケガの状態に合わせて用いないと、かえって状態を悪化させてしまったり、回復を遅らせてしまう場合があるので注意が必要です。

まずアイシングの正しいタイミングとしては、受傷直後の急性期(24~48時間)で炎症反応がみられる場合に行います。患部を感覚がなくなる程度(10分程)を目安に冷やします。急性期以降で炎症が落ち着いている様であれば、今度は積極的に温めて血流の促進を図りましょう。間違っても急性期に温めてしまったり、慢性症状に対してアイシングを行うことは避けて下さい。

Q.マッサージやストレッチは行うべきか?

A. 患部には強めの刺激を入れず、ストレッチは痛みのない範囲で行いましょう。

まずはマッサージとストレッチ、それぞれの効果について説明していきましょう。

  メリット・効果 デメリット・難点
マッサージ
  • 筋肉の緊張が和らぐ
  • 血流を促進させる
  • 老廃物が流れる
  • 損傷部にダメージを与えてしまう
  • 炎症を悪化させてしまう
  • 痛い場所が原因とは限らない
ストレッチ
  • 身体の可動域が上がる
  • 筋肉の柔軟性が上がる
  • リラックス効果が得られる
  • 急に伸ばすと逆に緊張してしまう
  • ストレッチの姿勢が困難なこともある

腰痛にも様々な種類がありますが、ぎっくり腰などの急性腰痛の場合、患部に炎症が起こっているケースが多いです。その為痛めてからすぐに患部をぎゅうぎゅうとマッサージしてしまうと炎症を悪化させてしまったり、損傷している組織を傷つけてしまうことがあるのです。

またストレッチに関しては基本的には痛みのない範囲でゆっくりと行いましょう。痛みを堪えて無理にストレッチの姿勢をとったり、勢いよく伸ばしてしまう(伸張反射)とさらに筋肉が緊張してしまう可能性があります。

Q.湿布は貼ったほうが良いのか?

A. 副作用なども理解したうえで貼ったほうが楽であれば貼って下さい。

ご存知の通り湿布とは痛みのある部分に貼ることで、痛みや炎症を押さえる効果がある医薬品です。病院で処方されることも多く、薬局やドラッグストアでも購入出来る為使ったことがある方も多いのではないでしょうか?しかしその反面、あまりどんな効果がありそんな成分が含まれているのか知らないという方も多いのが現状です。まずは湿布に含まれ成分をご紹介します。

➊ サリチル酸メチル

湿布にもいくつか種類がありますが、そのほとんどに含まれているのがサリチル酸メチルです。元々は植物由来の物質で自然界にも存在しています。古くから薬草など消炎効果があるとされていました。

❷ 非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)

非ステロイド剤(NSAIDs)は高い鎮痛効果と消炎効果が期待されます。よく市販の湿布のパッケージに記載しているインドメタシン・ロキソプロフェン・イブプロフェンなどといったものがこれに該当します。それそれの湿布によって含有量が異なる為、含有量が多い方がより強い効果が期待できますが、その分肌のかぶれや副作用なども強くなるので注意が必要です。

❸ カプサイシン(温湿布の場合)

カプサイシンは主に温湿布に含まれており、主にトウガラシに含まれている成分です。カプサイシンよって皮膚に刺激が入ることで血流を良くすることが目的となります。温湿布特有のジンジン・ヒリヒリする感じはカプサイシンによる影響です。

 

湿布を使用する際に一番気を付けなければいけないのが副作用です。湿布も医薬品に該当するため必ず副作用があるのはご存知でしょうか?皮膚のかぶれが一般的かと思いますが、湿布の種類によっては光線過敏症という皮膚の炎症や色素沈着を伴う症状を引き起こすケースもあります。また飲み薬の痛み止めに比べるリスクは低いものの、成分的には胃や消化器系に影響が出ることも考えられるます。

まずはしっかりとパッケージの裏に記載してある副作用などをしっかりと確認して、貼る時間や環境に注意しながら使用してもらうことが重要かと思います。湿布自体は決して悪いものではなく使い方が肝心だということです。貼って痛みや症状が楽になるようであれば使用するべきでしょう。ただ貼っててもあまり変わらないようであれば無理に貼っておく必要もないかもしれませんね。

Q.整形外科と整骨院(接骨院)どちらに行くべき?

A. 正直なところ正解はありません。

  しっかりとその院の特徴や情報を調べてから行くことをお勧めします。

これも良く聞かれる質問であり、上記の通り正解はありません。そもそも整形外科と整骨院(接骨院)は別物であり、そのシステムや特徴もそれぞれ異なります。まずは整形外科・整骨院(接骨院)・整体院の違いをしっかりと把握しましょう。そのうえで各院ごとの特徴や先生方のキャリア、そして患者様の口コミを確認し、ご自身にあった院を探してみて下さい。

整形外科
  • 医師免許を所持している医師が常駐している
  • 画像診断(レントゲン)によって骨折や重大な疾患(腫瘍など)がないか鑑別できる
  • 基本的には投薬療法でリハビリ科を併設している場合は物理療法も可能
  • 健康保険が使用できる
整骨院(接骨院)
  • 整骨院と接骨院に大きな違いはない
  • 国家資格である柔道整復師を所持している
  • 医師とは違い診断やレントゲン撮影をすることはできない
  • 徒手検査を元に施術を行う
  • 2~3週以内の受傷原因のある骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷は健康保険が使用できる
整体院
  • 健康保険が使用できない症状の施術を行う
  • 国家資格は特に必要ない
  • 健康保険は使用できない
  • 各院ごとに知識・技術の差が激しい

 

【参考】整形外科と整骨院・接骨院・整体院の違い

Q.注射はした方が良いのか?

A. 症状によって異なりますが、繰り返しの注射はお勧めしません。

ブロック注射とは

「整形外科や病院でブロック注射を打ってもらった」と耳にする事があると思います。そんなブロック注射の事、みなさんはどれ位理解されていますか?一般的には痛みを感じている神経や軟部組織に麻酔剤や抗炎症剤(ステロイド)を注射し痛みを和らげる作用があるといわれています。痛みを一時的に止めるための注射と思っている方も多いと思います。

しかしブロック注射に一番期待する本当の効果は、血流の改善によって細胞の修復を促す事と言われています。ブロック注射により交感神経を抑制→血管拡張→血流増加→細胞の修復促進→痛みの軽減につながります。

これらの作用に基づいて痛みの悪循環を遮断することを期待します。

患者様の中にも当院にお越しいただく前に「病院で注射をしてもらった」という方がいらっしゃることがあります。しかし注射で症状が改善・緩和しないケースも多くあり、その結果として当院も含めた整骨院(接骨院)や整体に行かれるのではないでしょうか?腰痛の際に打つ注射としてはブロック注射が用いられることがほとんどですが、ブロック注射の中にもいくつか種類があります。

ブロック注射の種類

  • トリガーポイント注射
  • 硬膜外ブロック
  • 神経根ブロック
  • 星状神経節ブロック

ブロック注射には上記のメリットもありますが、感染症のリスクや打つ場所によっては激しい痛みを伴うことも考えられます。また繰り返し注射をしたり、その場では良くなってもまた痛みが戻ってしまう場合はそれ以上注射をするべきではありません。

先程も申し上げましたがブロック注射は打つ方の技量で変わってきます。理想としては経験値の高い先生に安全かつ慎重に打っていただけると良いですね。

【参考】ブロック注射はどんな効果があるのか?

Q.ヘルニアは治るのでしょうか?

A. 手技療法ではヘルニアを取り除くことは出来ません。

  まずはその症状が本当にヘルニアによる症状なのか見極める事が重要です。   

A:ヘルニア自体は、半年ほどの月日を掛けて、神経細胞が食べてくれる(吸収)といわれています。したがって、何年前・何十年前にヘルニアと診断されて、『私はヘルニア持ちだ』という方が多いですが、おそらく現在は、ヘルニア自体は、MRI画像には映らないかもしれません。もしヘルニアが存在する場合は、新たに出来た可能性があります。その辺りも担当の先生に伺ってみるのも良いでしょう。

また、我々、手技療法ではヘルニア自体を取り除くことはもちろん出来ません。治療によって改善される方のほとんどが、ヘルニアがあっても他に原因があるから改善しているという事になります。

【参考】ヘルニアの症状・原因・治療・予防解説

Q.お尻から足にかけてのラインに痛みがあると腰が原因なのでしょうか?

A. 必ずしも原因が腰にあるわけではありません。

A:お尻が痛い、太ももが痛い、膝が痛い、ふくらはぎが痛いなど腰より下の部位に痛みや痺れがあると『腰が原因ですね』『ヘルニアですね』と言われることが多いようですが、原因は腰にある事は少ないかもしれません。

そのような症状の方に限って、腰が痛くない方が多いのも頷けます。

そしてヘルニアの有無は、MRIを撮影する事で初めてわかります。レントゲンには映る事はありません。MRIを撮影せずにヘルニアと言われた場合は、一喜一憂しない様にする事が賢明です。

【参考】坐骨神経痛の症状・原因・治療・予防解説

【参考】ヘルニアと診断された坐骨神経痛

【参考】ヘルニアだと2年間思い込んでいた坐骨神経痛

Q:腹筋と背筋を鍛えれば改善するの?

A.  すべての腰痛に有効なわけではありません。

腹筋や背筋のトレーニングもそうですが、TVや雑誌などに掲載されている腰痛治療法が必ずしもすべての症状当てはまるわけではありません。万人に聞く薬はないのと同じで、万人に効果のある腰痛治療法もないと考えます。試してみるのは良いかもしれませんが、痛みが強くなってしまったり負荷が強い場合はすぐに中止した方が良いでしょう。

また、腹筋・背筋のトレーニングを勧める理由としては、腰椎には肋骨が付着しておらず腰の筋肉により負担が掛かってしまう人間の解剖学的特性があるためです。これは首の頸椎においても同様のことが言えます。『肋骨がない分、筋肉が頑張りすぎてしまう』その為に鍛えた方が良いのは間違いではないでしょう。『なる.鍼灸整骨院』では、腹筋は鍛えても良いけど必ず終わったら伸ばしてください、と説明しております。現代の方のお腹は、『長時間の座位・猫背』が原因で縮んでいます。縮んでしまっているお腹をより鍛えるだけでは、反り腰を助長しより腰痛が強くなるかもしれないと考えています。何か新しいセルフケアや予防を始める際は、お身体のチェックを含めて我々にご相談下さい。

横浜駅周辺・西区・神奈川区・保土ヶ谷区で坐骨神経痛・ヘルニアと診断され、整体をお探しの方は、横浜駅徒歩12分【なる.整骨院】へご相談ください。