椎間板ヘルニア/腰椎/頸椎/坐骨神経痛の改善には手術が必要!?

【参考】

腰椎椎間板ヘルニアとは?

1 レントゲンでヘルニアかどうかは判断できるのか?

※腰椎椎間板診療ガイドラインを参考にさせていただいています

Q レントゲン撮影後、ヘルニアですね・・・と言われたことはありませんか?

A レントゲンでは、ヘルニアは確認できません。MRI撮影が必須です

椎間高の減少とヘルニア椎間の関係はないとエビデンスGradeは、C(Aが信頼度が高い/Iが一番低い

また的確な問診でヘルニアを疑う事や推定できるというエビデンスGradeは、B(Aが信頼度が高い/Iが一番低い

とありますので手技療法家でもある程度判断できるかもしれませんね。また、徒手検査/SLR検査陽性は、診断に有用な所見であるというエビデンスGradeは「B(Aが信頼度が高い)」とあります。SLR陽性は、有用な所見でありますが急性腰痛でも陽性と出ることが多々あり、保存療法で改善が見られるケースはとても多いので一概には言えないかもしれません。

SLR検査とは?

SLR検査とは、仰向けの状態で片足を挙げていく検査法です。病院や整形外科でもやられたことがあるかと思います。我々手技療法家としては、痛みのレベルの判断などに使いますが、急性腰痛でも陽性と出ることがありますので、ヘルニアだという断定はできません。

2 診断名だけに惑わされてはいけない(腰椎ヘルニア/頸椎ヘルニアetc)

診断名に惑わされないで下さい。これは、とても大事なポイントです。一言でいうと『ヘルニアですね・・・』と言われてもまず、落ち着いてください。

一昔前では、すぐ手術という認識されている方が多かったと思いますが、近年では、一部(数%)を除いてはしっかりと軽快する症状名です。ですが、お医者さんに『ヘルニア』と言い放たれると上記のような説明があれば少し安心するかと思いますが、説明がないケースが多いので、とても不安なり痛みが増すケースが多いんです。

『ヘルニアってあのヘルニア!?何かまずいんじゃないの!?』

と心配はするのは仕方ありませんが、そこはあまり気負わず安心して構える事が重要です。『病は気から』なんていう言葉がありますが昔の人は良く言ったものですね。

私のMRI画像

下の画像は私のMRIです。

 

H29.9月自分自身の身体の状態が知りたくてMRIを撮影していただきました。すると・・・「ヘルニアと脊柱管狭窄症の診断」確かに画像では、ヘルニアが突出しているが私は、症状はとくにありません。もちろん時々腰が痛い事もありますが、神経痛などは全くありません。これで本当に診断名に惑わされてはいけないと身をもって皆さんを励ませそうです。

3 手足の麻痺、排尿に支障を来すレベルかどうかが重要

手術をするかしないかの判断でとても大事なのは

  • 手足などに麻痺があるか?
  • 泌尿器系・膀胱直腸障害何かトラブルが起こっていないか?

この2点がキーポイントとなり、早期の手術が必要かもしれません。この2点がない状態かつ受傷して1ヵ月~3か月以内の手術に踏み切るのは早いかと思います。

4 ヘルニアは、3か月から6か月で消失する!?

ヘルニアの手術が必要でない症例の一つとして、ヘルニアは、自然消失する又は小さくなると言われています。※ヘルニアのサイズが大きいものやMRIでリング状に造影されるものは高率に自然退縮する。このエビデンスのGradeは、(Aが信頼度が高い)

※自然退縮する場合、期間は明確な報告はないが2~3か月で著名に退縮するヘルニアも少なくないというエビデンスのGradeは、I(Iが1番低い)。つまりいつ自然退縮するかの明確な時期を答えることは難しいかもしれません。

5 「ヘルニアでは、痛みや痺れは出現しない」という近年の定説!?

「ヘルニアが症状の原因とはなっていないケースがとても多い」これまでも口を酸っぱくして言っていますが全く痛みがないが、ヘルニアが突出している方がとても多いという事実があります。ヘルニアが痛みやしびれの原因だとするとおかしな事実ですよね!?現代の医学では、痛みや痺れの原因がわからないという理解が正しいかもしれません。

6 リリカカプセルで坐骨神経痛は治るのか?

【参考】リリカカプセルの副作用

ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、リリカカプセルを服用されている方はとても多いです。とても副作用の強いお薬です。お薬でその痛みの原因がなくなるわけではありません。是非、上記の記事をご参考にしていただき、慎重に服用されてください。

まとめ

1 腰椎椎間板ヘルニアとレントゲンのみで診断された場合、腰椎椎間板ヘルニアが突出していても症状と画像が一致していない場合、病名を鵜吞みにしてあまり落胆しないほうが良いと考えます

2 MRIを撮影して腰椎椎間板ヘルニアと診断されてもすぐに手術に踏み切らず、膀胱直腸障害/麻痺がなければ、まずは保存療法が望ましいと考えます。