怪我の影響かと思っていた蜂窩織炎
昨日、来院された男性
2.3か月前に自転車で転倒し、病院へ。
2~3ヶ月経過しても足の痛みが引かず、腫れてるので当院で治療してほしいとの事。
これは、菌が入っているかもしれないので、病院へ行っていただきました。
病名は蜂窩織炎
蜂窩織炎とは、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけて炎症を起こす化膿性の細菌感染症です。
傷口などから入り込んだ細菌の感染がその箇所にとどまらずに皮膚の深い部分にまで広がり、細胞の周りの細胞間質を広範囲に融解しながら細胞自体を壊死させてしまいます。
全体の9割は膝下で発症しており、蜂窩織炎を引き起こす細菌の侵入口の多くは水虫の傷だともいわれています。
蜂窩織炎を治療せずに放置すると、細胞壊死が広がってしまい、壊死性筋膜炎や菌血症を引き起こして生命に危険をもたらすこともあるので注意が必要です!
我々が下手に治療をしてはいけない症例です。
抗生物質をもらい、投薬治療で落ち着くとのことでした。
翌日、お礼を言いに来てくださいました。
このところこういうお礼が多く、嬉しいですね。
ありがとう=感謝の数は、成長の証
もっと頂けるようがんばります。