踵骨下滑液包炎
以前、足底筋膜炎について記事を書いたのですが、今回、書くのは足底筋膜炎に類似した症状を持つ【踵骨下滑液包炎(しゅうこつかかつえきほうえん)】です。
【参考】
滑液包:関節液を含んだ平らな袋で、皮膚、筋肉、腱、靭帯などと骨がすれる部分に位置し、摩擦を減らす役割をしています。
滑液包炎とは、その滑液包に度重なる負荷が掛かることによって炎症が起きる事を言います。
かかとの場合は、上の図の青い部分に存在します。
本来、ここは歩行の際のクッションの役割をし、地面からの衝撃を和らげたりする役割があるのですが、そこが繰り返す刺激により炎症を起こし、かかとの痛みになることがあるのです。
足底筋膜炎との類似点
足底筋膜炎と、以下の点で類似点があります。
- 長い距離歩くと痛い
- 歩き出しが痛い
- かかとを押すと痛いポイントある
など、似ているポイントがあります。
違いとしては、足底筋膜はかかとから足指の付け根まで広がっているため、かかとのやや真ん中側~足裏の真ん中・足指の付け根でも痛みが出ることがあります。
下図で言う【青・オレンジ・赤】の位置起きやすいです。
踵骨下滑液包炎では、かかとの骨の上に痛みを感じやすく、下図の緑の位置が多いです。
それは、滑液包はかかとの骨と皮膚の間にあり、地面からの衝撃を和らげるクッションの役割をしているからです。
急にランニングを始めた人やサイズの合っていない靴を履いている人など、普段あまりクッションの役割をしていないのに急に負荷がかかり始めた場合やサイズの合わない靴でかかとにいつも以上に負荷がかかってしまった場合になりやすいとされています。
かかとや足裏の痛みでお悩みの方は、是非一度ご相談してみてください。
足底筋膜炎料金:自由診療
片足 | 両足 | |
初回 | 7,000円 | 9,000円 |
2回目以降 | 6,000円 | 8,000円 |
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