太鼓によるテニス肘(外側上顆炎)
太鼓肘/和太鼓肘という呼び名は、恐らく当院が初めてでしょう!H29.2.22
※あくまでも個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではありません
大好きな和太鼓の稽古で肘が痛くなってしまった・・・
痛みは、半分以下にはなったが、もう何か月も叩いていない・・・
早く叩きたい・・・
という事で転院されてきました。太鼓肘もテニス肘同様、外側の痛みであればいわゆる外側上顆炎です。
内側が痛い場合は、内側上顆炎といい太鼓の叩き過ぎで怖いのは、むしろ内側(内側上顆炎)、太鼓を叩くことにより内側上顆炎になるケースはありますので、内側の場合は、外側よりもとても注意が必要です。
まずは、局所の痛みをとる
病院や整骨院で何ケ月も治療していたがまだ痛い。検査をしてみてもまだ局所の痛みがありました。幸い、1度目の施術で局所の痛みはほぼなくなり、治るかも!?発表会に出れるかも!?という淡い気持ちを抱くようになったようです。
- 別の方の写真です
今回は、筋膜リリース治療でほぼなくなりました。
痛みの原因を探る
和太鼓を叩くという動作で使う筋肉、関節をよくチェック。どこの治療院でも大概は、施術すると思いますが、小胸筋、大胸筋、前鋸筋、肩甲骨、肩甲上腕関節、脊椎・・・体幹から施術をしていきます。※やってもらたことない・・・という方は、セカンドオピニオンが必要かもしれませんよ。施術2回目以降から少しずつ和太鼓の練習に参加するも腕の張りが今までとは全然違う様になったとの事。ご本人もこれでほぼ発表会に出られると確信し、ますます前向きになり、良い身体の状態を創るという事の大事さを改めて感じられたようです。
4回目の施術後は、100%の力で叩けた!
あとは本番を待つのみです!
テニス肘/ゴルフ肘/外側上顆炎の改善に必要な事
① 痛みの出ている部位をしっかり確認する事
肘周りの筋肉といっても各指を動かすために複数付着しています。上記の錦織選手の写真、上記の画像をみてもおわかりかと思いますが肘にかなりのストレスが掛かっていることが確認できますよね。
② 痛みの出ている部位によって治療方法を変えています(当然の事)
テニス肘/ゴルフ肘と言っても痛みの出現している部位がやはり異なります。大概多いのは、中指を動かす筋肉ですが、人差し指、薬指、なかには親指、小指を動かす筋肉まで傷めている方もいらっしゃいます。外側上顆/いわゆる肘の外側の骨(出っ張った部分)が痛い方も多いですね。
ただ、やみくもに上腕:前腕のマッサージとビリビリトスポンジのついた電気療法やマイクロ波などで温める治療では、いつまで経っても改善が見られないケースが多いです。
大事なことは徒手検査による受傷部位の特定とどこを治療するかの判断する知識と技術。そして、患部に治療効果の高い治療機器を選択して使用できるかどうかです。本来、上記は当然の事なのですが保険診療に頼っている整骨院/接骨院では、なかなか行っていないのがまだまだ現状です・・・
③ 治療を一日も早く開始する事
これは、どんな症状にも言える事です。そのうち治るだろうとつい思ってしまいますが、肘に違和感を覚えたらすぐにご相談ください。最善は、違和感を覚える前にメンテナンスをしておくことです。
④ 諦めない事!
これもどんな症状にもどんな分野にも言える事です。『諦めたら終わり』それはそうですよね。本人が諦めてしまっては元も子もありません。論外ですが、治療している先生にもはじめから本気で治そうとしている先生も多くはないかもしれません。
患者さんが諦める前に先生が諦めているケースもあります・・・(もっと論外ですね)
当院でテニス肘/ゴルフ肘に使用している治療機器
① 特殊治療器
関東地方では当院のみ。あの有名テニスプレーヤーが所持している機器です。肘の痛み/成長痛/オスグッドなどなどスポーツ外傷に効果を発揮しています。
② 超音波治療器/立体動態波
最近では使用している院も増えていますが、オリンピック選手やMLB選手などトップアスリートも使用している治療器です。最低限、備えておきたい機器ですね。
③ 筋膜リリース
これまでの治療に加え、アメリカで使用されている器具を使用して施術します。負担の掛かりやすい肘の癒着を剥がし、筋膜を整えます。H28.10月に始め、この治療によりさらに治療の幅が増え、改善のスピードも速くなりました。筋肉だけでなく、筋膜。とても重要です!いまや当院で、欠かせない治療法です。
テニス肘でお困りでしたら横浜駅徒歩12分【なる.整骨院】へご相談下さい。