バトミントン選手の肘の内側の痛み/テニス肘・ゴルフ肘
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果がでるということではございません
まず初めに・・・
常々綴ってきてはおりますが
肘の内側の痛みは厄介者である
いわゆるテニス肘、ゴルフ肘と言われるような肘の外側の痛みの方が治りやすいです。MLB選手のダルビッシュ選手、元MLB松坂選手をはじめ多くのトップアスリートでさえ、メスを入れなければならない事もあるほど少し厄介な症状だとまずは理解してください。
プロの方でさえ苦しみ、復帰まで時間を要しますので、一般の方ほど細心の注意が必要です。
絶対に無理をしてはダメです!
肘の内側に違和感
一般の方は、違和感やはりを覚えたときには、すぐに競技、趣味を中止することをすすめます。そのうち治るかな?では取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
何故、治りづらいのか??
様々な憶測がありますが、まず一番に挙げられるのが日常でよく使う!これに尽きます。人は、手指を握るような動作がとても多く、手指を握る動作では、肘の内側にかかる筋肉を使用しますので、常に負担が掛かりやすい状態だと言えるでしょう。私の師匠も肘の外側の改善は、8割、内側の改善は2割・・・なんて言っておられました。
今回は、3回目の治療後から打つことが出来た
今回は、とても改善のスピードが早く、打った後のだるさはあるものの早い段階でバトミントンが可能になり6回目の治療後、練習後の痛みも出なくなった。
いざ11月の世界戦へ!
一時は諦めかけていた試合に向けて練習も再開し、8月の試合、そして11月の世界を掛けた大会へ準備は万全です。是非、世界大会に出場してほしいです!
まとめ
今回は、幸いにも早期に回復をされましたが、当院では、必ず検査後、肘の状態によって時間が掛かるかもしれない事を説明しております。この患者さんにも最初の痛みが強かったので、時間が掛かるかもしれない旨を説明しておりました。
しかし、しっかりとご自身の体の状態を受け入れたうえで施術に臨んでくれた事が早期回復に繋がったと考えております。
Yさんありがとうございました
テニス肘/ゴルフ肘/外側/内側上顆炎の改善に必要な事
① 痛みの出ている部位をしっかり確認する事
肘周りの筋肉といっても各指を動かすために複数付着しています。上記の錦織選手の写真、上記の画像をみてもおわかりかと思いますが、肘にかなりのストレスが掛かっていることが確認できますよね。
② 痛みの出ている部位によって治療方法を変えています(当然の事)
テニス肘/ゴルフ肘と言っても痛みの出現している部位がやはり異なります。大概多いのは、中指を動かす筋肉ですが、人差し指、薬指なかには、親指、小指を動かす筋肉まで傷めている方もいらっしゃいます。外側上顆/いわゆる肘の外側の骨(出っ張った部分)が痛い方も多いですね。ただ、やみくもに上腕:前腕のマッサージとビリビリトスポンジのついた電気療法やマイクロ波などで温める治療では、いつまで経っても改善が見られないケースが多いです。大事なことは徒手検査による受傷部位の特定とどこを治療するかの判断する知識と技術、そして、患部に治療効果の高い治療機器を選択して使用できるかどうかです。本来、上記は当然の事なのですが保険診療に頼っている整骨院/接骨院ではなかなか行っていないのがまだまだ現状です・・・
③ 治療を一日も早く開始する事
これは、どんな症状にも言える事です。そのうち治るだろうとつい思ってしまいますが、肘に違和感を覚えたらすぐにご相談ください。最善は、違和感を覚える前にメンテナンスをしておくことです。
④ 諦めない事!
これもどんな症状にもどんな分野にも言える事です。
『諦めたら終わり』
それはそうですよね。本人が諦めてしまっては元も子もありません。論外ですが、治療している先生にもはじめから本気で治そうとしている先生も多くはないかもしれません。患者さんが諦める前に先生が諦めているケースもあります・・・(もっと論外ですね)
当院でテニス肘/ゴルフ肘に使用している治療機器
関東地方では当院のみ。あの有名テニスプレーヤーが所持している機器です。肘の痛み/成長痛/オスグッドなどなどスポーツ外傷に効果を発揮しています。
② 超音波治療器/立体動態波
最近では使用している院も増えていますが、オリンピック選手やMLB選手などトップアスリートも使用している治療器です。最低限、備えておきたい機器ですね。
③ 筋膜リリース
これまでの治療に加え、アメリカで使用されている器具を使用して施術します。負担の掛かりやすい肘の癒着を剥がし、筋膜を整えます。H28.10月に始め、この治療によりさらに治療の幅が増え、改善のスピードも速くなりました。筋肉だけでなく、筋膜。とても重要です!いまや当院で、欠かせない治療法です
1日も早く楽しくスポーツを出来るよう、お手伝いさせていただきます