ギックリ腰の後に足の痺れで2か月も悩まれていた女性
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません
今回は静岡県は焼津市からお越しいただいた女性から嬉しい症例報告です。膝と股関節と腰が痛くて日常生活すらままならぬ状態で意を決して当院へいらっしゃいました。
腰痛と股関節、膝の痛みはつながっている!?
腰から膝にかけてかなり痛みが強く痛みが散在しているので一見それぞれ別のお怪我かな?とも思ったのですが・・・慎重に問診と検査をしていく中で各種テストであまり陽性が見られ、なかったのと他に既往などがなかったのでおそらくは筋肉的な問題がメインではないか、筋肉が悪さをしているのではないかと推測しました。今回の症例では、遠方からのご来院とあって他の県内から来て下さる患者様より来院頻度が落ちてしまうことも考慮しながらの治療となりました・・・
非常に判断に迷うところではありました。
※上記の図はトリガーポイントの一部です。痛いと感じるのは、赤いラインの個所ですが、原因は×印にある事をトリガーポイントといいます。
トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、圧に対する感度が局所的に高い、過刺激性のポイントで、身体の他の部位に症状(通常は疼痛)を引き起こします。トリガーポイントは、筋肉、筋膜、骨膜、靭帯、皮膚などの身体の軟部組織に存在することが多いと言われています。一般的には、潜在性と活動性のトリガーポイントに分類され、潜在性は、圧迫されない限り局所的な痛みや関連痛を引き起こさないのに対し、活動性トリガーポイントは圧迫されなくても局所的な痛みや関連痛を引き起こします。どこも痛くなくても潜在性トリガーポイントがある場合が殆どですので活動性に変わらない様に日常的に身体のケアをしていく事をお勧めします。
今回の場合は本来痛めてしまっている腰からくる膝の痛みも想定していたので、おそらくはトリガーポイントからくる膝の痛みではと考えました・・・
上記の図にもあるように痛いところがいろんなところに関連して痛みを出してしまういわゆる「痛みの引き金」になってしまっていたのではないかという考えのもと治療を開始しました。
トリガーポイントは放置しておくと関連痛や放散痛が出現する
おそらく最初の発生機序が顔を洗っているときにギクッとなったというところから、そしてその後2か月経過しているということ、それを考えるとやはり良い姿勢で過ごせていなかったり、同じ体勢がどうしても多くなってしまっているということが考えられます。もともと腰の状態はあまり良くなかったみたいなので、その結果、同じ筋肉だけが収縮してトリガーポイントが出来上がってしまったと結論付けました
トリガーポイントを意識して治療していくと・・・
数回の治療で膝の痛みまで取れて趣味のランニングを開始できるまでになりました。まだまだ完治とは言えませんが、日常生活や趣味に影響出ていた痛みと痺れがなくなったことで、ご本人のお顔も違って見えました。腰が痛くなることでいろんなネガティブなことが頭をよぎりますよね・・・
- 「手術が必要なのではないか・・・」
- 「足まで痺れているということはヘルニアではないか・・・」
- 「歩けなくなったらどうしよう・・・」
- 「座骨神経痛は治りづらいのでは・・・」
他にもまだまだあると思います etc…
しかし、しっかりとした治療を行えば、腰痛はしっかりと改善していくものだと改めて確認できた症例でした。
県外からの患者さまということもあってなかなか来院することが難しい中、しっかりとコミュニケーションをとって適切な通院頻度で来てくださったMさん!!
よく頑張りました!!
これからも健幸に向かって頑張りましょう!!
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