朝起きるときの腰の痛み
おはようございます。今朝は爽やかに起きられましたか?
慢性的な腰痛をお持ちの方の中に
朝起きると腰が痛い・腰の疲労感が抜けない
ずばりその腰は、酸素・血流不足です
という症状でお悩みの方が多くいらっしゃるかと思います。立っている状態では、重力があるため身体をまっすぐの状態で耐えるのに腰に負担がかかるのは分かると思います。では、寝ているときはどうでしょうか?寝ているときは通常であれば重力から開放され、腰にとっては安静になるはずです。
しかし、朝起きると腰が痛い・腰の疲労感が抜けないというのは、寝ている間も腰に何かしらのストレスがかかっているからなのです。今回はそんな『朝起きると腰が痛い・腰の疲労感が抜けない』原因と対策についてお話します。
① 寝る姿勢に問題あり
まれに、うつ伏せの方が寝やすいという方がおられるのですが、それは間違いです!
うつ伏せの姿勢では腰椎(腰の骨)に反る力が加わります。その状態で寝る、ということは寝ている間も腰にストレスがかかり続けているということなんです。それではせっかく重力から開放されたのに腰が休まりませんよね。
寝る姿勢は仰向けか横向きで寝るようにしましょう。寝返りは、夜の運動でもあります。仰向け・左右横向きを均等にするくらいがちょうど良いでしょう。
身体にとって一番よくないのは、
同じ姿勢を続ける事
起きている時も、寝ている時もこれが一番よくありません。
「煙草を吸うよりも座りすぎは寿命を縮める」
こんなエビデンスが2年前くらいにアメリカで発表されましたね。その位、人間にとって同じ姿勢でいる事は身体に良くないという事です。やはり身体を動かすことで血流・酸素が全身に廻るような環境を作ってあげる事が大事ですね。
② 腰の疲労に問題あり(酸素・血流不足)
他に考えられるのは、疲労の溜まりすぎです。正しい治療と運動していく事で改善されてきます。
睡眠中、身体はいろんな意味で自分の身体の回復に努めます。しかし、疲労の溜まりすぎで腰の血液循環が悪くなり、自身の回復力以上の疲労が溜まっていたら、いくら寝ても疲労を取りきれません。そういった方は、寝る前(特に入浴後)身体がリラックスしている時にストレッチをする。または、ぬる目のお風呂に長めに浸かり全身の血流をよくして、身体の疲労を取る準備をして寝るようにしましょう。また、夜間のおトイレを気にされるかもしれませんが、毎日お水をたくさん飲むようにしてください(個人差がありますので量については約2Lと考えてください)。水分がこの先、5年・10年後の健康に大きく関係してきます。筋肉の質も変わってくるでしょう。
③ 腰椎椎間関節に問題あり
この様な方は恐らく朝だけでなく、床に座っていた後、立ち上がる際も腰が痛かったり重かったりする事が多いです。また、立ってもしばらく腰が伸ばせない方が多いです。これは、腰椎の椎間関節に負荷が掛かりすぎている関節の内圧が上昇している可能性が高く周囲の筋肉・血管に支障をきたしやはり酸素・血管不足が考えられます。しばらくすると動ける事が多いと思いますので、それは血流・酸素がやっと腰に巡ってきたからだと推測できます。まずは、しっかりと治療する事をお勧めいたします。
④ 骨盤の歪みに問題あり
骨盤の歪みによって、腰に負担が掛かったままになって寝てしまうこともあります。この骨盤が重要です。例えば、骨盤が前傾(前に倒れている)姿勢の方は寝ている時、腰に隙間が空いてしまい、背中とお尻で身体を支えている状態になり、腰の筋肉は寝ている間も常に緊張した状態になってしまいます。
⑤ 布団(マットレス)に問題あり
今お使いのマットレスは、いつ購入されましたか?やはり布団も長年毎日使用していることで段々と劣化してきます。2~3年位でマットレスを新調することも一つの改善方法です。どのマットレスが良いのか?これは本当に難しいです。実際にレンタルしてみて、購入を決めさせてくれるのが一番良いですね。
すると、朝起きた時、腰に痛みがあったり、疲労感が残っていたりするようになるのです。こんな方は、夜寝るとき膝の下に枕やバスタオルを丸めたものを置き、腰の緊張を緩めた状態で寝ることをおすすめします。また、横向きで寝るのも良いです。その際は、抱き枕などで身体が戻らないようにすると良いでしょう。
しかし、この方法は一時しのぎでしかありません。本当に解決するためには、身体を正しい姿勢に戻すことが大事になってきます。
当院では、患者さんの普段の姿勢・仕事をしっかり伺い、身体の癖を見極め、本来の姿勢へ近づけることで根本的に治す.事をしていきます。
【参考】姿勢を正す本当のメリット
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