アスリートの足底筋膜炎の治療
今回もまた嬉しい口コミを頂きました
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るということではありません
N君は、某一流大学ラグビー部のガチガチのラガーマン
練習で身体を酷使しすぎた結果・・・・
一般の人にはまずかからないであろう衝撃や負荷が足の裏に幾度もかかり、足の裏のクッション作用を減らしてしまい、炎症を伴い、結果、激痛として足の裏に出現しました。
普通に歩く事もままならぬ状態で来院されました。
検査の結果、足底筋膜炎と判明。早く競技復帰させてあげたい想いで治療を開始しました。ラグビー部のトレーニングをしながらの治療にもかかわらず、当院の治療方針を快く理解してくれて、ご本人の地道な努力と「問診→検査→治療」というスタンスを崩さずお怪我と向き合った結果。
長くかからず痛みを取ることができました。
それでも尚、ラグビーという苛酷なスポーツ・・・・
コンタクトスポーツである以上、身体を苛めに苛め抜いて身体を使う。一見矛盾してそうに思えるかもしれません・・・・実はこういったトレーニング様式がまだまだ日本には多く残っています。コンタクトスポーツをはじめ野球やバドミントンなどコンタクトスポーツ以外でも「朝練習→トレーニング→午後練習」など過酷な状況下で練習している子たちが大勢います。
そんな子供たちにいい結果なんて生まれるわけはありません
我々はそんな状況にいる子供たちに痛みを感じず目いっぱい、精一杯、悔いのないようにスポーツに励んでもらえるようにベストを尽くします!!
N君、試合絶対に応援に行くよ!
頑張って!!
足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは?
足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは、足の指の付け根からかかとまで繋がっている足底筋膜(足底腱膜)と言われる筋肉(健)の膜に炎症が起きる事を云います。足底筋膜は荷重時に衝撃吸収のクッションのような役割を果たしますが、何らかの原因で足底筋膜や周囲の筋肉の柔軟性が失われてしまうと引き伸ばされることで痛みを生じるようになります。人によって痛みの出る場所が異なり、主に指の付け根や土踏まずやかかと付近などに痛みが出る事が多いのが特徴です。
当然ですが人間は生き物の中で唯一の二足歩行する生き物ですよね?その分他の生き物に比べ足底へのストレスが非常に大きくなります。そして日常生活において立っていたり歩いたりする限り、足底はストレスを受け続け休むことが出来ません。そんな足の裏だからこそ炎症が起きやすく、そして治りにくい場所だという事が少しご理解いただけましたでしょうか?
足底筋膜炎の症状
足底筋膜炎には、以下のような症状があります。
☑ 長時間立っていると痛い
☑ 歩き始めや立ち上がりの一歩目が痛い
☑ 歩いたり走ったりしていると痛い
☑ 指で押すと、踵(かかと)や足の裏が痛い
もし、こういう症状に心当たりがあれば、足底筋膜炎である可能性があります。
足底筋膜炎の原因
☑ 足を酷使するするスポーツ(マラソン、サッカー、ラグビー他)をされている方
☑ ハイヒール・サンダルをよく履かれる方
☑ 革靴でよく歩く営業マン・安全靴を使用している方
☑ スニーカーを履いているんだけど底の薄いデッキシューズを好まれる方
☑ お酒をよく飲まれる方・お水を飲まない方・痛風をお持ちの方
☑ デスクワークで座りっぱなしかつ運動をしていない方
ご来院される患者さんをみていると上記にあてはまらない方も多く来院しています。最近ではデスクワークを長時間されている方にも多く、血流が足元で停滞している点も要因の1つかもしれません。
一般的には、上記のような外的要因が指摘されますが当院では、以下の様に考えます。
【使い過ぎ(オーバーユース)】
これは、上記にもありますように間違いなくなりやすい要因の一つですね。外回りのお仕事やランニングなどスポーツをされている方に多くみられる原因であり、その結果繰り返しの衝撃やストレスにより足底筋膜の柔軟性が失われてしまいます。上記の方以外にも基本的には足底筋膜炎はこのオーバーユースが関係していることが多いです。
【姿勢・バランス不良】
1番多い原因:踵重心
☑ 顔が前に出ている
☑ 猫背気味
☑ 骨盤が後ろに傾いている
上記の項目に当てはまる方は、後方重心になり踵を引きずるように歩かれる傾向があります。すると通常の場合に比べ足底や踵にかかるストレスが増加し、それに伴い足の指が浮いてきてしまうのも特徴的です。
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