高校生ピッチャー投球時の背中の痛み/野球/スポーツ障害/整体/横浜駅

 

 

※あくまで個人の感想であり、皆様に効果がでるということではございません

 

当院
来院前は、どのような症状でお困りでしたか?

患者様
野球で投げる動作をするとき背中が痛かった

当院
治療後の生活の変化など、治療前と比べていかがですか?

患者様
左右の筋肉のバランス、巻き肩も良くなり投げるときも痛くいなくなった

当院
他の病院や治療院の治療と比べていかがでしたか?

患者様
痛い部分だけを治療するのではなく、原因となっている部分全てを治療していただいたので良かった

当院
施術やお体の状態についての説明はいかがでしたか?

患者様
何が原因で痛くなっているのか等説明がわかりやすかった

当院
同じ症状でお悩みの方で受診を悩まれている方へ一言お願いいたします

患者様
痛みもなくなったし自分の体を理解することが出来るので絶対受診した方がいいと思います

 

今回は高校野球部の右投げピッチャーで

夏に最後の大会を控えている選手の症例です

症状は投球時に右の背中にハリと痛みを感じるとのことでした

問診・検査をしていくと色々と問題点が見えてきました

投球動作とバランス

他のスポーツにおいても言えることですが

特に野球は身体を捻る動作が多く

左右のバランスが崩れやすい傾向があります

(ピッチャーは特に顕著な気がします)

上の図は投球動作の一連の流れを示したもので

ピッチャーの投球動作は大きく5つのフェイズに分けられます

背中をはじめ、全身を大きく使うことが分かります

今回の背中の痛みはアクセラレーション~フォロースルーにかけて

その中でもリリース時(ボールを離す瞬間)に強く現れていました

つまり右の背中が引き伸ばされたときに

痛みが生じていることが推測できます

今回の問題点

検査においてまず初めに気になったのが

右肩が顕著に内側に入ってしまっている『巻き肩』でした

これは大胸筋・小胸筋が緊張による影響が大きいです

巻き肩』一般の方でも非常に多くみられ

肩こりや頚の症状、姿勢不良の原因となります

そして巻き肩に伴って

肩甲骨の位置の左右差も認められ

左に比べて右の肩甲骨が上方回旋した状態でした

上の図を見るとお分かりになると思いますが

菱形筋』という筋肉は(で囲んである筋です)

肩甲骨が上方回旋することで伸張されます

つまり今回の痛みの原因は

投球時に菱形筋へ過度なストレスがかかっていた為

だと考えられました

施術は上記の問題点を改善する様に調整しました

しかしもう一つ大きな問題点が…

背中の脊柱起立筋にも左右差がみられ

左に比べて右側が明らかに膨隆していました

右投げの場合、身体を大きく左に捻ります

その際かかる右の起立筋への伸張ストレスが蓄積し

右の起立筋に膨隆が見られたのでしょう

先日のKYTアドバンスセミナー

学んだテクニックを生かし1回の施術で

起立筋の左右差はほキレイに無くなりました!!

痛みも数回の施術で改善し

1試合完投しても全く平気だったそうです^^

競技特性を踏まえたケア

スポーツでは同じ動作を繰り返すため

使われる筋肉も偏りやすくそのまま放置してしまうと

今回のように見て分かるぐらいバランスを崩してしまいます

運動後のケアはもちろんですが

競技特性を考慮してケアをしてあげるとベストかと思います!!