右腕から右手にかけて痛みと痺れが出現
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
今回は、デスクワークでPC作業が多いSEさんの右腕から右手にかけての痛みと痺れの治療の口コミです。1日8~10時間ほどパソコンに向かってデスクワークをされる方にはとても多い症状の一つかと考えられます。
腕や手にかけて痛みや痺れが出現する原因
1 頚椎症/頸椎ヘルニア
医療機関などでレントゲンやMRIを撮影すると頚椎症やヘルニアがあるかどうかは判別できます。頚椎症は、レントゲンでも判別が可能で、いわゆる骨と骨の隙間が狭い状態を指しています。ヘルニアの場合は、MRIを撮影しないと判別はできず、椎間板にある髄核が飛び出し、脊柱管を圧迫してしまい神経症状を来すことを指します。
【参考】腰椎椎間板ヘルニア
上記ページでは、腰椎ではありますが、ヘルニアに関して詳しく説明していますのでご覧いただけますと幸いです。また、ヘルニアが必ずしもその痛みや痺れの原因ではない事はよくある事ですので、一喜一憂しないようにしてください。
2 胸郭出口症候群
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん、英thoracic outlet syndrome)は、腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が胸郭出口付近で頚肋、鎖骨、第一肋骨などや前斜角筋、中斜角筋、小胸筋などに圧迫・牽引されることで起きる症状の総称である。1860年、Willshireにより提唱されたが、似た症状が多くあったため、Peetらにより胸郭出口症候群、Robらにより胸郭出口圧迫症候群(きょうかくでぐちあっぱくしょうこうぐん、英thoracic outlet compression syndrome)として包括することが提唱された。
wikipediaより
一般的な説明は、上記の通りですが、(詳しくは、「胸郭出口症候群とは?」をご覧ください)、では何故その部位が狭窄してしまうかが重要なポイントです。詳しくは、下記にて説明しております。
3 頚肩腕症候群
いわゆる首や肩のコリが原因というとわかりやすいかもしれません。疲労の積み重ねにより、手指末端までの血流が乏しくなり、神経への栄養状態が悪くなってしまうために痛みやだるさ、痺れを伴うことがありますので、たかが肩こりと高をくくらずに早めに疲労を除去してあげてください。また、不眠や食欲低下などの自律神経症状やうつ症状などもでてくることもあります。
4 トリガーポイント
【参考】犬にかまれるような腕の痛み
ご参考にされてください。
上記の図の様に原因は、×印の部位にありますが、痛みや痺れは赤いラインに現れます。
5 血行不良
3番とも類似しますが、片側をずっと下にして寝ていた後にも発生する可能性があります。ずっと圧迫されている事により血流が低下し、朝には神経症状(痛み、痺れ)が完成してしまっていることも稀ではありません。同様な状況から寝違えを起こしてしまうことも多々ありますので、夜間の寝返りはとても重要です。
6 脳疾患
主に上記が考えられます。
1番怖いのは、脳疾患ですがなかなかそこまでの症状の方は少ないと考えられますので、今回は説明は省かせていただきますが、痺れや痛みが腕や手だけでなく頭痛やめまい、ろれつが回らないなどの症状を感じた際は、すぐに脳神経外科など医療機関を受診してください。
今回の患者さんは、2番の胸郭出口症候群の疑いがありましたが、本質的な原因は胸郭出口(斜角筋)ではありません。なぜ、その部位が狭窄されてしまったかが重要となります。この患者さんもやはりデスクワークということでいつも座っている状態でいるがためにお腹がいつも潰れてしまっています。しかも痛くない側のお腹が原因で首の前側が圧迫を受けていたようです。
ご理解しづらいかもしれませんが、ご自分のお洋服のお腹周りを下に引っ張ってみてください。すると首も前に引っ張られませんか?胸郭出口症候群と言っても原因は3種類あります。またその3つの原因が起こった理由を探し、治療することが今後の予防にもつながると考えます。ですので首だけをマッサージしたり電気をしているだけでは改善しない事も多々ありますので、なかなか改善しないとお悩みの方は、【横浜駅徒歩12分なる.整骨院】へご相談下さい。
【参考】