突き指を甘くみてはいけない

突き指とは?

突き指といえば、球技のスポーツをしていた人であれば一度は経験するといって言いくらい大変多い怪我です。球技以外でも相撲やラグビーなどの接触(コンタクト)スポーツでも受傷する事が大変多いです。基本的には、指先に強い衝撃(ボールが当たるなど)が加わった際に痛める事が非常に多いのが特徴です。突き指をしても「放っといたら大丈夫」「湿布を貼っといたら治る」と思われる方がほとんどかと思いますが、実は突き指には様々な種類や症状などがあり、そのまま放置していると後遺症が残るケースもあります。この記事では、突き指についてご紹介しますが、『突き指を甘くみてはいけない』ということを少しでも知って頂ければと思います。

【参考】スポーツ障害

突き指の種類

突き指といっても細かくみるとたくさんの種類があります。今回は突き指でも多く発生する代表的な3つの種類をご紹介します。

➊ 靭帯損傷

指の捻挫のことです。指にはDIP関節(第一関節)PIP関節(第二関節)MP関節(第三関節)と関節が存在し、その関節達が過剰に曲がったり伸びたりしないように細かい靭帯が数多く存在しております。その靭帯が急激な外力によって過度に引き伸ばされることで損傷したものです。

❷ 骨折・脱臼

指のどの関節でも起こりうる可能性があります。骨折の場合は程度により包帯固定か手術かに分かれます。脱臼の場合は整復して元の位置の戻していきますが(場合によっては手術もある)安易に引っ張ると悪化する可能性が高いので注意が必要です。正確に判断するにはレントゲンやエコー検査により判断します。

❸ マレットフィンガー

マレットフィンガーとはDIP関節(第一関節)の損傷の事で3つの分類に分けられます。Ⅰ型は指を伸ばす腱が断裂した状態です。マレットフィンガーの中で一番長い固定が必要とされています。Ⅱ型は末節骨(指先の一番先端の骨)の剥離骨折です。Ⅲ型は末節骨が骨折と脱臼が伴ったものになります。多くは手術が適応となるものです。


※社団法人 全国柔道整復学校協会 監修  柔道整復学実技編から引用

症状

  • 炎症による腫れ
  • 指を動かすと痛む
  • 皮下出血(内出血など)
  • 関節が曲がったまま伸びない、曲がらない

突き指を甘くみると…

突き指は軽視されやすいものですが、そのまま放置していると後遺症を残すことも少なくありません。関節の可動域(動く幅)が狭くなったり、関節が曲がったまま変形したり、さらには指をかばう影響で手首や肘、肩まで負担がかかり痛みを生じるケースなどもあります。指が思い通り動かないだけで日常生活でも不便が生じますし、特に女性だと見た目の問題もあります。また、他の関節と比べると指の関節の周りの軟部組織(皮膚、靭帯、腱など)は一度固まってしまうと元に戻るまでとても時間を要します。突き指だと甘くみず、早期に処置、治療をする必要があります。

特に注意すべき突き指

  • 関節が全く動かない
  • 関節ではない方に指が動く
  • 指が変形している
  • 指がいつもの2倍以上腫れている
  • 安静にしていても痛みが強く生じている

上記のような状態でしたら骨折や腱の断裂なども考えられますので早期に整形外科を受診してください。

つき指をおこした時に絶対にやってはいけないこと

昔から『突き指をしたら引っ張れば治る』という情報が、今でも浸透しているようです。引っ張れば治るというのは危険です。突き指でも手術を選択しなければならないケースもありますので、安易に引っ張ることはしないようにしてください。

一般的な治療

医療機関では、レントゲンを撮影し骨に異常がなければテーピング固定や湿布、鎮痛剤の処方・安静が一般的です。

RICE処置

応急処置で一般的に行われるのがRICE処置です。RICE処置というのはR=Rest(安静)、I=Ice(冷却)、C=Compression(圧迫)、E=Elevation(挙上)の略称になります。昔から言われている事ですので、大事な処置ではあります。ただ、近年では早期改善のために治療法も変化しています。過度に冷やす・安静にする・固定を長くするということは改善を遅らせる要因につながります。治療法も時代と共により良いものに変化していく中で、患者さんにとってより良いものを提供できる治療院での治療をお勧めします。

当院の治療

突き指の程度により治療は大幅に変わってきます。骨折や脱臼、腱の断裂の可能性が考えられるようでしたら医療機関をご紹介いたしますし、場合によっては固定もさせていただきます。骨折や脱臼、腱の断裂以外の場合でしたら血流が滞らない様に、関節の周りの軟部組織の柔軟性をあげるように手技療法や治療器を用いて、治療していきます。中にはうまく血種が代謝されないことで動かしにくさや痛みが残存している方もいますので、しっかりと代謝させていく事が重要になってきます。

独自の治療方法

骨折や靭帯の断裂を伴わない突き指では、早期の回復を図れるケースがとても多いです。独自の治療法とご自宅で出来るケア方法をお伝えする事で早期の改善が見られます。

アイシングはするの?

ケガをした際、冷やした方が良いのか?、温めた方が良いのか?というご質問をよく質問されます。みなさんも悩み所だと思います。当院では突き指に限らず、捻挫等のお怪我でも過度なアイシングは推奨していません。明かな炎症、熱感がある場合では、受傷後間もなければ『10分のアイシング・15分あけてまた10分のアイシング程度までであれば十分だと考えております。

突き指だからといって油断しない事

突き指について少しでも理解できたでしょうか?突き指は日常生活の中でもよく遭遇するものです。早めに対処することで、放置している方より治り方も治るスピードも断然違います。突き指だからといって甘くみずに、早めに専門家に相談しましょう!

【参考】その他スポーツ障害とりまとめはコチラ

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