ぎっくり腰で愛知に帰れない…

※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。

当院
来院前は、どのような症状でお困りでしたか?

患者様
腰がまったく動かなかった。

当院
治療後の生活の変化など、治療前と比べていかがですか?

患者様
びっくりするくらい痛みが減ってきた。

当院
施術やお体の状態についての説明はいかがでしたか?

患者様
非常に分かりやすく、今後の自分の励みになりました。

当院
同じ症状でお悩みの方で受診を悩まれている方へ一言お願いいたします

患者様
他の病院に行かれていても、一度来院してみて下さい。

治療期間 愛知への出発日までの1週間。
治療内容

長時間の座り姿勢によって生じた、腹直筋・腸腰筋の短縮や殿筋の過緊張に対してのリリース。

また荷下ろしのタイミングで生じた、腰部の深層筋の過緊張へのアプローチ。

考察

愛知から横浜までの長距離運転によって、長時間の座り姿勢が続き腰痛に関連する股関節周囲の筋肉の短縮を引き起こした。それが元々の股関節も相まって、荷下ろしの際に腰部深層筋の過緊張を誘発してしまったと思われる。日常生活や仕事においても、長時間座りすぎていないか確認した方が良い。

長時間の座り姿勢による影響

この患者様は愛知県在住の方で、愛知から横浜に住む娘さんに会いにいらっしゃったそうです。しかし到着後に荷物を降ろしている最中に腰を痛めてしまい、その翌日にご来院されました。

今回の発症のポイントとなっているのは愛知から横浜までの運転、つまり長時間の座り姿勢が続いていたという点です。国内での研究においても座りすぎは腰痛や神経症状の他に、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・がんなどの病気を誘発してしまう可能性があると分かっています。座っているときは「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎや、人体の中で最も大きい大腿四頭筋の活動が休止してしまっており、全身への血流(酸素・栄養)が滞ってしまうのです。

【腰痛に対してのリスク】

  • 椎間板の内圧上昇
  • 姿勢不良の助長
  • 腹直筋や腸腰筋の短縮
  • 圧迫による殿筋の緊張 など

ギックリ腰の際はなるべく動く

一般的にはギックリ腰の際は「安静にしていた方が良い」という印象があるかと思います。しかし過度な安静は症状の軽快を遅らせてしまう可能性があるのです。当院ではギックリ腰でご来院された患者様に対しては、可能な範囲でどんどん動いてもらうように指導しています。動いてもらうとは言っても、跳んだり跳ねたりしてもらうわけではなく、少し外を散歩したりするだけでも構いません。一番良くないのは布団やベッドに一日中寝たきりになってしまったり、ソファにずっと座っていたりすることなので注意が必要です。もしもギックリ腰になってしまったら、可能な範囲でなるべく普段通りの生活を心がけて下さい。その中で少し外を歩く時間を作ってあげるとなお良いかと思います。

【参考】ぎっくり腰(急性腰痛)の原因・治療法

世界一座りすぎな日本人

座りすぎは良くないと前述しましたが、日本人は世界一座りすぎているというデータが出ています。世界20か国の1日の座っている時間の平均が5時間なのに対して、日本の平均時間は7時間と2時間も長く座っているそうです。しかしこれはあくまでも平均なので、中にはもっと長い時間座っている方もいるのではないでしょうか?心当たりのある方はこの機会に一度ご自身の座り方について見直してみて下さい。

【座り方のポイント】

  • 仕事中(デスクワーク)は30分から1時間に一回はトイレ休憩など、立ち上がって歩く時間を設ける
  • 座りながらでも、踵の上げ下げ・膝の曲げ伸ばしなど動かすようにする

【参考】腰痛に関する口コミ・症例ページ