中学生バレー部の腰痛
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません
今回は中学バレー部の女の子の腰痛です。レシーブ時の中腰姿勢や走ったときに痛みが強く出現していました。
バレーボールを始めたのは今年の2月からで以前はフィギュアスケートをしていたとのこと。まだ競技を始めて日が浅いというのは、ひとつのポイントではないかと考えました。
バレーボールの競技特性
テレビでもよく目にすることが多いバレーボール。
その競技特性としては
・スパイクやブロックなどジャンプ動作が多い
・レシーブ時など中腰姿勢を常にとる
・スパイクや飛び込みながらのレシーブなど急な動作がみられる
バレーボールにおいてのケガは、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)など下半身や肩を痛めてしまうことが多いイメージがありますが腰部や背部を痛めるケースが多く見られます。
原因動作
上の写真はスパイク時の動きです。肩のテイクバックをとるため上半身を大きく反らしていることが分かります。
こちらはレシーブ時の写真です
ボールの勢いを殺すためかなり姿勢を低くしていることが分かります。スパイク時は腰椎が前弯、レシーブ時は後弯,この動作が繰り返しに行われることで腰部にストレスが蓄積していき過度な筋緊張や腰椎の炎症を引き起こす要因となります。今回の腰痛も痛みの原因は腰椎での炎症と考えられました。
なので骨盤周りの調整と治療器を使いながら治療し、3回の施術で痛みはなくなりました!!
スポーツでの腰痛予防
スポーツでの腰痛を予防するには『パワーポジション』を正しくとることが必要になります。
パワーポジションとはいわゆる腰を落とした姿勢で運動時に最も力を発揮することができ、どの方向にも素早く反応できる姿勢のことです。様々なスポーツにおいての準備動作となっています。
(テニス、バスケ、野球の守備、レスリング、アメフトなど)
実際に正しいパワーポジションについて説明していきます。
1:足は腰幅もしくは肩幅くらいに開きまっすぐに立ちます
2:上体を少し前に倒しながら股関節を曲げます(おしりを後ろに引くイメージ)
3:膝を軽く曲げ、最も安定するポジションをとる
※2は背中は丸めずフラットな状態を保つ
さらに細かく注意点を挙げると
・膝がつま先から出ないように
・つま先はまっすぐ正面に向ける
・体重は少し前足部にかかるぐらい
一番重要なのは背中が反ったり丸くなったりしないことです
筋力が不足していたり、股関節の柔軟性がないとうまくパワーポジションが取れないこともあります。
今回はバレーを始めて日が浅いためにうまくパワーポジションが取れず、腰部によりストレスをかけてしまったことが今回の腰痛の大きな原因かと思われます。
どのスポーツでもそうですが
身体の土台づくり・基本フォームの定着は、パフォーマンスの向上、ケガの予防としても大切です!!
当院ではこういった基礎的な身体の使い方も指導させて頂きます
横浜駅周辺・西区・神奈川区・保土ヶ谷区でぎっくり腰・腰痛で整体・針(鍼)治療をお探しの方は、横浜駅徒歩12分【なる鍼灸整骨院】にご相談下さい。