お尻の痛みでまともに歩けない
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るということではございません
歩くのも座っているのも寝ているのも痛い・・・
ご来院時、待合室で待っているのも辛かったHさん。
他院での施術も受けられているので、今一度しっかりとお仕事の姿勢や日常生活を伺いました。あくまで診立てですので正しいとは言い切れませんが、検査上、ヘルニアなどの器質的な問題ではないと判断し、なぜ痛みが出ているのかの仮説を立てさせていただきました。
初回の治療で痛みが半減し、3回の治療で日常生活にも支障をきたさなくなり、今回は早い段階で痛みから解放させることが出来、我々としても嬉しい限りです。
このようなお尻の痛みがあるとどうしても「ヘルニアではないか?このままで大丈夫だろうか?」と不安になる方が多いですが、一喜一憂せず、今通われている治療院や病院さんにも今一度質問をしたりセカンドオピニオンをお勧めいたします。
当院では特別な事をするわけではなく、問診と検査をしっかりするここに力をいれています
Hさんは、自転車の作業をするお仕事。この体勢に問題があったと仮定しました
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お尻だけでなく身体のいたるところに負荷が掛かっているので、お尻だけの治療ではなかなかよくならなかったのかもしれませんね。
たくさん治療院あるのに何で全然違うの??
Hさんには
知識量などが全く違うの??
と質問を受けました。とても難しい質問かつ私としては嬉しいお言葉でした。
原因究明には、しっかり評価する事
【いつも説明しますが、評価が最重要】
1 姿勢不良による筋性・関節性の要因
人間の身体は、ほとんど左右対称ではありません。出来る事ならば49:51位の比率にしたいところですが日常生活・仕事上の習慣などなかなかそうもいきません。日常生活により身体が受け続けている負担は、想像を絶するものであり、急に痛くなったという方が多いですが、急に症状が起きるわけではありません。日頃から身体のメンテナンスをおすすめいたします。
【参考】姿勢を正す本当の理由
2 仙腸関節機能障害:骨盤にある関節の不具合により坐骨神経に悪さをします
いまや、腰痛や坐骨神経痛の診断・治療に欠かせない要因です。仙腸関節により坐骨神経痛を引き起こしているケースもとても多いです。軽度から中度の場合、仙腸関節の調整により症状がその場で改善する事も少なくありません。
3 トリガーポイント(筋肉の評価)
トリガーポイントとは、圧に対する感度が局所的に高い、過刺激性のポイントで、身体の他の部位に症状(通常は疼痛)を引き起こします。トリガーポイントは、筋肉、筋膜、骨膜、靭帯、皮膚などの身体の軟部組織に存在することが多いと言われています。一般的には、潜在性と活動性のトリガーポイントに分類され、潜在性は、圧迫されない限り局所的な痛みや関連痛を引き起こさないのに対し、活動性トリガーポイントは圧迫されなくても局所的な痛みや関連痛を引き起こします。どこも痛くなくても潜在性トリガーポイントがある場合が殆どですので活動性に変わらない様に日常的に身体のケアをしていく事をお勧めします。
坐骨神経痛の場合は、中殿筋・小殿筋・大殿筋・梨状筋にトリガーポイントが形成されているケースがとても多いです。この評価は、欠かせません。
4 交感神経の評価と施術
長く患てっいる、痛みや痺れに悩まされている事によってもストレスとなり自律神経が乱れてしまいます。自律神経の調整をするだけでも身体の反応は変化してきます。
主にこの4点をしっかりと施術して改善が見られない際は、医療機関や整形外科での精密検査をおすすめします。当院でも尊敬する方々もまずは、この4つが重要かつ筋肉による原因が90%だと言っています。筋肉といってもただマッサージすれば良いという事ではありません。治療とマッサージでは、中身が全く違うので皆さんも勘違いしないでくださいね。
毎週勉強会参加
当院では、週1回勉強会に参加していますので、常に現状に満足せず、常に勉強しています。どのお仕事もそうかと思いますし、お医者さんがそうであるように常に身体に対して勉強をしていますししなければいけません。
我々のような手技療法では、何か新しい治療法を求めがちですが基本的な身体の勉強を深くする必要があります。医療でもまだまだ身体について分かっているのは、2割だなんて言われているくらいです。
それを身体の中が診れない手技療法家が現状で満足していては、良い治療なんてする事はできないと考えます。当院では、ご来院される方々をいち早く治したいと思って日々努力し続けていきます
【参考】
腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛でお悩みの方は、横浜駅徒歩12分『なる鍼灸整骨院』へお問合せ下さい。