なかなか治りづらいと言われている腱鞘炎(ドゲルバン病)

腱鞘炎を長期に患っている方は多いのではないでしょうか?それもそのはずやはり手を指を酷使している方が腱鞘炎になるケースが殆どです。また、腱鞘炎になりやすい方として、出産後のお母様が多いです。これは、ホルモンバランスの変化と赤ちゃんを抱っこする姿勢に問題があります。その他、なりやすいご職業を挙げると

  • タイピスト(PC作業)
  • ピアニスト
  • 美容師さん
  • セラピスト(マッサージ師など)
  • 芸術家
  • 産後のママさん

などなどが挙げられます。

腱鞘炎(ドゲルバン)とは?

ほとんどの方がオーバーユースによる手首や母指に痛みを生じるのが腱鞘炎です。親指を伸ばす短母指伸筋腱、親指を外側に開く長母指外転筋腱が手首の親指側のトンネル状の腱鞘を通っていて、親指を使いすぎると腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷ついたり癒着したりすることにより、腱の動きが悪くなり、炎症が起こり、痛みが強くなるのが、ドケルバン病という腱鞘炎です。鑑別には「フィンケルシュタインテスト」でドケルバン病という腱鞘炎の可能性を疑います。

女性の罹患率は男性の5倍

腱鞘炎を患うのは、圧倒的に女性が多く見られます。なんと5倍以上とも言われています。原因は明らかではありませんが、ホルモンバランスの影響が一番の要因として挙げられています。また、手を酷使する方が多いことから筋肉量なども原因の一つと思われます。また、手を酷使する方が患う事からストレスも原因の一つとして考えられます。

腱鞘炎の代表的検査

腱鞘炎検査

フィンケルシュタイン検査

腱鞘炎を疑う一般的な代表的な検査です。親指を握るようにし、更に手首を下方に下げていきます。この時に手首の部分に痛みを生じます。また、今回は手首だけでなく親指周囲の痛み(CM関節症)も生じていました。今、ご自身が腱鞘炎かもと思われている方は、検査を試されてみてください。

腱鞘炎は何故治りづらい?

腱鞘炎が治りづらいポイントはズバリ

  1. 使いすぎ:オーバーユース
  2. そもそも腱は、血管が乏しく改善が遅い

治りづらいポイントは、この2点です。恐らく痛めている方のほとんどがお仕事や日常生活で使わざるを得ない状況にいらっしゃる方です。使いすぎている環境を変えていかなければ改善はみられません。また、血管に乏しいという事は組織を改善するためには必ず必要な栄養素が送り届けられません。筋肉の方が治りが早いのはこの為です。

一般的な治療法

・保存療法:安静と固定:指や手首を動かさない、なるべく負担を掛けないようにします。また、低周波治療、レーザー治療、超音波治療が挙げられます。医療機関では、安静と固定治療が多いかもしれません。

・投薬、注射:湿布や鎮痛剤の処方と安静と固定で改善が見られない場合は、ステロイドなどの注射をするケースが多です。注射は3回程度で改善が見られない、再発する方には下記の手術療法が勧められます。

・手術療法:注射でも改善が見られない場合に、手術療法を勧められるケースが多いです。炎症を起こしている腱鞘を切り開いて、引っかかりをとるための手術です。外来・日帰りで手術可能な医療機関もあるようです。手術によるデメリットとしては、神経を傷つけてしまったり、切断してしまうと知覚障害を起こし、感覚がなくなったり、感覚が鈍くなったりしてしまう事もあるようです。また、手術後すぐに洗い物など手が使用できないケースもあるかもしれませんのでしっかりと医師に相談しましょう。また、医療機関選びが重要です。『手の外科』など最近では専門的な医療機関もありますので、近所の整形外科だけではなく専門性のある病院を探しましょう。

当院の治療法

腱の癒着

腱鞘炎では、必ずといってよい程、癒着が起こっているそうです。腱鞘炎を患っていなくても手首、肘、肩などよく使用する部位では癒着が起こっているそうです。この癒着をリリースする事で早期改善するケースもございます。当院では、筋膜リリースおよび徒手によりこの癒着に対してアプローチしていきます。

筋膜リリース

定電流治療器AAP

関東地方でこの治療器を置いているは当院のみです。あの世界トップの日本人テニスプレーヤーが所持している治療器です。これまでも数々の驚くべき治療効果を出しており、今回も治療器の効果が見られました。

定電流治療器AAPとは?

微弱電流(290μA)を使用し、血流・神経・筋肉を活性化させ本来持っている人間の自己回復能力を助け、細胞・筋肉を調整・回復・改善をさせます。さらに、この微弱電流によって損傷部位が修復され血行やリンパ液の流れもよくなります。

AAPは使用している微弱電流が人間の体内に流れている生体電流に近いからです。電流が流れる際の体内抵抗による音の違いで患部が検知できます。

細胞単位へのアプローチ

損傷部位では生体電流の乱れが発生します。又、損傷部位ではプラスとマイナスのイオンのバランスが崩れます。そこに微弱電流を通電することで損傷部位では細胞レベルまでの活性化を促進します。

造骨細胞へのアプローチ

正常な骨は体内の電流により再生されます。正常でない骨に対して微弱電流を通電することで、造骨細胞も活性化し、骨折・捻挫の回復を早めます。

人体と電気

車はガソリンにより動き、又、機械類が電気で動くのと同様に人体の身体は食物や水分を摂取して、それらを電気エネルギーに変換しています。人体の電気エネルギーと機械類の電気との違いは、人体は微弱電流を有効に使っているということです。この電流は心臓の鼓動を保ったり、胃の消化を促進したり、その他器官も同様にコントロールをしています。そして、筋肉や神経もこの微弱電流によってコントロールされています。細胞の活動に必要なエネルギーは、細胞内のATP(アデノシン三リン酸)が分解される時に発生するものが利用されます。この重要なATPを合成するのが細胞内にあるミトコンドリアです。微弱電流はミトコンドリアの電子伝達系を活性化して、ATPの合成を促進します。

※㈱豊和HPより

早期改善するのか?

皆さんが一番求めていらっしゃるのは、とにかく早く今ある痛みから解放されたい・・・だと思います。もちろん当院でもそのつもりで治療にあたりますが、やはり難治と言われている腱鞘炎です。腱鞘炎を必ず治せる治療家はこの世に存在しないとも思っています。しかし、1年以上痛かった痛みが、数回で改善するケースもあるので、治療して診ないければわからないのです。そして、皆さんお身体の状態も異なります。受傷のレベルも違えば生活環境も違います。腱鞘炎の専門的な医療機関(必ず症例数の多い専門機関を選んで下さい)での手術には踏ん切りがつかない場合や、手術はしないと決めている方は、保存療法でも早期改善するケースもございますので長くお悩みであれば是非一度、ご相談下さい。

【参考】1年半前からの腱鞘炎治療(注射を2回)

【参考】10年前からの親指の痛み