膝が痛くてキャッチャーが出来ない!
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません
治療期間 | 3回(週に1回にペース) |
治療内容 |
1回の治療でキャッチャーでフルに試合出場。 ポジション上膝をつく機会が多かったものの圧痛も消失。 |
考察 |
オスグッドに対してはアイシングは控えた方が良い。 正しい治療を行えばオスグッドは治るもの。 |
オスグッドは治らないと言われた
今回のKY君は当院にいらっしゃる前に整形外科と接骨院に通っていたそうなのですが、そこでは「オスグッドは治らない」と言われてしまったそうです。あくまでも当院の見解ですが、正しい治療を行えば「オスグッドは治る」と当院では考えております。
しかし中にはオスグッドと他のスポーツ障害を合併しているケースもあるため鑑別が必要となります。
①変形性膝関節症(OA)
②鵞足炎
※当院HPより抜粋
アイシングはNG
今回のKYくんは以前に通っていた接骨院でアイシングをするように言われていました。KYくんはそれをしっかりと守り、こまめにアイシングをおこなっていたそうです。アイシング自体は炎症や腫脹を抑制したり、痛みを抑える効果があります。これは急性期(受傷後24~48時間)に対する処置として非常に有効で、様々な現場において用いられています。しかしそれはむしろ治りを遅くしていた可能性があるのです。
身体の組織の修復には必ず血液が必要とされており、血液の乏しい部分(腱や靭帯など)は治りずく、血流の全くない部分(半月板の一部)は自然に修復されることがありません。つまり血流に富んでいる方が組織の修復は早いということです。しかし急性期を過ぎた慢性期の症状に対して行ってしまうと、血管が収縮することで血流が阻害されてしまうのです。また状態の良い周囲の組織を硬くしてしまう恐れもあるため、当院ではオスグッドに対してアイシングを行うことはお勧めしておりません。
キャッチャーに多いオスグッド
野球は、オスグッドで来院する事が多いスポーツの一つです。なかでもキャッチャーをしている子は多い様に感じます。理由としては、比較的膝を曲げている事が多く、膝を周囲の軟部組織がタイト(パツパツに内圧が上昇している)な状態になっている事が多いですね。また、膝が全く曲がらなかったり、完全に曲げられない状態の方が一見悪い状態に見えますが、曲げられない症状の方が比較的、早期の改善が見られます。これもオスグッドの特徴の一つです。
オスグッド・成長痛でお悩みのお子様やお友達が近くにいらっしゃいましたら、横浜駅徒歩12分『なる.整骨院』へご紹介くださいませ。