膝の痛み・膝痛(変形性膝関節症)/症状・原因・治療解説

膝の症状部位別

変形性膝関節症(膝が痛い・膝痛)

膝痛といってまずはじめに浮かんでくるのは、変形性膝関節症(OA)でしょうか。ある年齢を過ぎて医療機関や整形外科に行くと『加齢によるもの・退行性変性』いわゆる変形性膝関節症と診断される膝の痛みについて解説してきたいと思います。

まず、変形性膝関節症で痛みを感じるのは、ほとんどが膝の内側です。最初は、膝の内側の違和感から段々と初動時や階段昇降時にも痛みを感じるようになってきますので、そのうち治るかな?とそのまま過ごすのは注意してください。

膝痛の種類

膝の症状部位別

まず、最初に膝の痛みに関係する原因についてですが、少し画像が正確ではないですが、参考までに。

  1.  変形性膝関節症(OA)
  2.  鵞足炎
  3.  オスグッド・成長痛
  4.  膝蓋靭帯炎(h(ジャンパー膝
  5.  靭帯損傷(前十字・後十字・外側)
  6.  半月板損傷(前十字・後十字・内側)
  7.  ランナー膝(腸脛靭帯炎)
  8.  (リウマチ)上図に表記無

ざっとおおまかにこのような症状が挙げられます。ここからは①についての原因・症状・治療法・予防について解説してきましょう。

なりやすい人

  1. 体重過多:体重が1KG増えると4~5KGの負担が膝に掛かると言われています。
  2. 水分不足:これはすべての症状に共通します。1日2Lは目指して飲みましょう。水分が良い細胞・筋肉を創りますよ。
  3. 股関節・足関節の動きが悪い方:膝関節単体ではなく、連動して動きます。股関節の動きに制限があれば、O脚の原因にもなりますし、膝に負担が掛かります。そして、膝への血流も停滞してしまします。また、足首の動きが悪くても膝に負担が掛かります。
  4. 階段昇降をする機会が多い方:運動は大事ですが、オーバーワークにより膝に支障を来してしまいますので、無理な階段昇降は避けた方が良いですね。
  5. 膝が伸びない方:予防の項目にも記載しましたが、膝が伸びない方が非常に多いです。しっかりとセルフケアして予防しましょう。

原因

50歳以降の女性に比較的多く、いわゆる加齢や体重増加、筋力の低下により関節軟骨がすり減ってしまう事が原因だと言われていますね。

症状

  1. 朝や動き出す1歩目が痛い、強張る
  2. 階段昇降時おもに降りるときに痛い
  3. 歩行が痛い
  4. 曲げ伸ばしが痛い
  5. 正座が出来ない

このような症状を訴える方が多いですね。中には、関節水腫が溜まり腫れてしまっている方もいらっしゃいます。この水腫は、過剰に出てしまうことは良くないですが、基本的には、炎症を抑えるために出るものだと言われています。この水腫については、下記で解説してきましょう。

水を抜く・関節水腫を抜くのはいいの?

一般的には、関節に水が溜まっていれば抜く事が多いかと思います。そして、その部位にヒアルロン酸を注射する事もよくあります。しかし、水が溜まるという状態は、身体が炎症を抑えるために(冷やす)出てくるのが水腫であり、厄介者ではないはずなのです。ヒアルロン酸も本来自分の身体で生成しなければならないものであるため、むやみに注射に頼りすぎるのは如何なものかと考えます。そして、膝に水が50ccい以上溜まると内もも(内転筋)の作用が効かなくなってしまう(ロック)状態に陥ります。この内転筋が変形性膝関節症には、厄介者と考えます。

ヒアルロン酸注射はどうなの?

ヒアルロン酸とは、関節の動きの滑らかさと衝撃吸収作用が回復し、痛みが和らぐと考えられる液体です。

ヒアルロン酸もはや推奨せず 【米国整形外科学会】 変形性膝関節症ガイドライン改訂版を発表

ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の試験のメタ解析において臨床的に重要な改善を意味する最小閾値に達しておらず、症候性の変形性膝関節症治療法としてもはや推奨されないものとしている。

上記でもエビデンスが出ていますが、やむを得ない程の痛みと時以外は、安易に注射をすることはあまり推奨できないとされています。本来、ヒアルロン酸は自分の体内で生成しなければならないのですが、外部から多様に注射する事で自分の体内で生成されなくなるともいわれています。初めから10回打ちましょうという様なお医者さんではなく、多様は良くないので、効果を毎回確認しながら数回までにしましょう。と仰ってくれるお医者さんが安心かと思います。

関節軟骨が痛みの原因なの?

『軟骨がすり減っている』『加齢ですね』と診断されたことがある方も多いのではないでしょうか?しかし、軟骨自体はすり減っても痛みを生じないのは、解剖学・生理学的にまぎれもない事実です。関節軟骨には、痛覚を感じる受容器がないのです。

膝の痛みの正体(原因)は?

では、何が変形性膝関節症の痛みの正体なんでしょうか?一般的に言われる痛みの原因は、すり減った関節軟骨が関節内で悪さをしてしまうケースです。軟骨が関節包内に遊離してしまうためです。関節包には痛みの受容器がたくさんありますので、これが痛みの原因と言われています。また、軟骨がすり減り続けてしまい大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)同士がぶつかり合ってしまうと流石に痛みを生じてしまいます。骨の膜(骨膜)には、痛みを感じる受容器が沢山あるので痛みを感じてしまうのです。程度が酷くなってしまうと膝関節の手術(人工関節)も検討しなければならなくなってしまいます。

当院が考える原因と治療法

1 上記で記しました関節包内で軟骨が痛みを出している場合

この場合は、まず炎症を取らなければいけませんので超音波治療・立体動態波治療・ハイボルテージ治療・手電流治療器AAPによる治療を施します。

2 足首・股関節・骨盤の連動の悪さとスクリューホームムーブメント

膝痛といっても膝が単体で動いているわけではありません。上から骨盤・股関節・そして足関節とうまく連動して正しく動くことが大事です。初動時が痛い、朝が痛いなんて言う方は骨盤と股関節に不調がある方が多いですね。膝関節自体は、曲げ伸ばし位でその他は動いていないと思われるかもしれませんが、スクリューホームムーブメントと言って足を伸ばしきる際には脛骨(すねの骨)が外旋し、曲げきる際には、内旋するなど膝関節自体の動きが悪いケースもありますので、骨盤から足首までの関節の動きを評価し施術することはとても重要です。

3 筋力低下・筋肉の萎縮・筋緊張

60代後半・70代・80代の方の膝の痛みでは、もちろん筋力の低下もありますので、筋強化も必要かもしれませんが、40代・50代位ではそうそう筋力の低下による膝の痛みとは考えづらいと思います。40代の女性でも筋力がないから筋トレして下さいと指導を受ける方も少なくないと思いますが、多くの場合はしっかり筋肉を使えていない事や使えていないがために筋肉の萎縮や緊張により膝の内側を引っ張ってしまい(牽引)痛みを生じているケースが多いと考えます。

4 冠状靭帯の癒着および筋腱の癒着

冠状靭帯

まだ画像などであまり出ておらず、メジャーではないのですが、膝には環状靭帯という靭帯が内側の裂隙の下部に存在するのです。長年膝が痛いという方は、もしかしたら冠状靭帯が痛み癒着を起こしているかもしれません。当院では、この冠状靭帯の癒着を筋膜リリースによって整えていきます。また、内側には数多くの筋肉が腱に変わって付着しているのでこの腱の癒着を整える事もとても重要です。

5 筋肉の再教育

3番でご説明した萎縮や低下した筋肉を再教育することは欠かせません。皆様、一人一人に合ったトレーニングをお伝えしていきます。ただ弱った筋肉を鍛えるだけでなく、身体の別の場所に使えていない筋肉がある事で膝に負担が掛かっている事が殆どです。しっかりと筋肉も評価していかなければいけませんね。

予防と対策

変形性膝関節症にならないようにするにはどうしたら良いか?簡単に出来る事だけ記載します。

1 歩行時に足の親指・内腿を意識して歩く

やはり日頃使えていない内腿(内転筋)をしっかり使いま『こんなにも違うんだ!』と感じられると思います。

2 膝裏をしっかり伸ばす事

足を伸ばして地面に座り、膝の裏にバスタオルやクッションを入れてください。そして、そのタオルを手を使わずに膝の裏で押しつぶすようにして膝裏を伸ばしてください。片脚ずつ伸ばす方が良いでしょう。膝裏がしっかり伸ばせる方の方が変形性膝関節症になり辛いと考えます。また、変形性膝関節症にを患っている方のほとんどが膝が伸びないですね。

3 サプリメントはどうなの?

膝関節に関して代表的なサプリメントは、グルコサミンやコンドロイチンでしょうか。膝に直接グルコサミンが注入されるわけではないので、直接的に効果があるかは疑問ですが、もし飲用されるのであれば効果があると思って飲用しましょう!また、私のお勧めは、グルコサミンやコンドロイチンではなく、まずはバランスのとれた信頼のあるマルチビタミンをお勧めします。身体の土台をしっかりと創った上で足りない場合にだけグルコサミンやコンドロイチンなど他のサプリメントを飲用する事をどのような症状に対してもお勧めしています。

【参考】その他膝に関する記事はコチラ

変形性膝関節症と診断された、膝に違和感がある、痛みを感じてきたという方は、『横浜駅徒歩12分:なる.整骨院』へご相談下さい。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

なる.整骨院の院長です。柔道整復師・医薬品登録販売者・パーフェクトクラニオロジー協会会員。皆さんのお役に立てる情報提供をして参ります。