約2年前からの両膝オスグッド

当院
これまで何件程の病院や整骨院にいかれましたか?

YK君
病院1件、整骨院1件。

当院
いつ頃からの痛みで、どんな治療を受けてこられましたか?

YK君
小5の冬頃から左右オスグッド。特に運動(バスケットボール)した後に膝頭を触るだけで痛がる。曲げ伸ばしも痛みがあり、歩くのも困難。

当院
当院と他の治療との違いを教えてください

YK君
患部の状態をしっかり確認していただき、最適な処置を施していただける。また現状の詳しい説明もあって、セルフケアも納得して行える。

当院
当院の治療を受けるようになってどのように良くなっていきましたか?

YK君
1回目の治療の後、セルフケアをしっかり行うと3~4回すると明確に痛みが薄らいでいった。その後2回の治療とセルフケアにて両足とも痛みが無くなり、普段の生活を取り戻しました。

当院
同じ症状でお悩みの方で受診を迷われている方へ一言お願いいたします。

YK君
受診するまで「ある程度はしょうがない」とあきらめかけていましたが、受診してみてもっと早く来ればよかったと思うほど順調に回復しました。オスグッドなどであきらめる前に一度ご検討することをお勧めします。

運動後は痛みで歩くのも困難

今回のYK君は今年の春から中学校に入学し、小学生の頃から続けているバスケ部に入部しました。YK君は元々小5から両足のオスグッドを発症しており、今までは病院や整骨院に通いながら騙し騙しバスケを続けてきたそうです。しかし中学校のバスケ部に入部するにあたって、「しっかりとオスグッドを治したい」という気持ちになり来院してくれました。

しかしYK君のオスグッドの痛みは非常に強く、いつも運動後には歩くのも困難な状態になってしまうというほど…。実際に屈伸やジャンプなどの動作を見てもかなり痛々しく、オスグッドの部分に触れると激痛を伴っていました。

オスグッド+ジャンパー膝の併発タイプ

今回は両足のオスグッドということでまずは右と左の状態を順番に診ていきました。するとたしかに左右共にオスグッドではあるのですが、右はジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)も併発していることが分かりました。

【参考】ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)とは?

このようにオスグッドと他のスポーツ障害を併発してるケースやそもそもオスグッドではないケースがあります。その場合やはりオスグッドのみの場合とは少し治療法が異なってくる場合もあるので、当院ではまずはその点の見極めを慎重に行っております。

今回併発していたジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)以外にも、鵞足炎や腸脛靭帯炎(ランナー膝)などのスポーツ障害にも注意が必要です。

【参考】鵞足炎とは?

【参考】腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは?

ふくらはぎ・アキレス腱まわりの硬さ

オスグッドやスポーツ障害になりやすい子の特徴として「ふくらはぎのかたさ」が挙げれます。もっと正確に言うとアキレス腱とその周囲の硬さです。オスグッドが治ったあとでもこのままの状態だと再発やシンスプリントなどのスポーツ障害を引き起こす可能性があります。なので現在どこにも痛みがない場合も、普段からふくらはぎやアキレス腱のケアを行うといいでしょう。

YK君がしっかりと生活指導やセルフケアを実施してくれたこともあり、1回目の治療で痛みが半分になり3回目の治療後は全く痛みが無くなりました。2年間痛みに波はあったものの、治りきらなかったオスグッドの痛みが完全に無くなり本人もお父様も大変喜ばれていました。なんとか中学校生活、バスケ部のスタートに間に合って良かったです!

【参考】シンスプリントとは?

4~6月はオスグッドに注意!

4~6月にかけては通年でオスグッドがかなり急増する時期です。特に中学・高校で新しく運動部に入部して部活を始めるが学生さんに多くみられます。また新2年・3年生においても練習の強度や寒暖差など、やはり変化の多い時期ですので油断は禁物です。運動をしていてオスグッドの部分に痛みや違和感がある際は早めの治療をお勧めいたします。

またオスグッド以外にもこの時期はスポーツ障害やケガの増える時期です。運動部に所属している学生さんでお身体に関して何かお困りのことがあればぜひ一度ご相談下さい。

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