繰り返しのジャブでテニス肘
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
早期治療が早期回復のカギ
70代のOさんは、いまだボクシングジムでボクシングを楽しんでいる男性です。しかし、今回練習中に左ひじの外側が痛くなり、肘の曲げ伸ばしも出来なくなってしまいました。幸い、受傷数日後に来院して下さったため早期に改善することが出来ました。肘に違和感や痛みがあってもそのままテニスをしていたりや放置をしている方がたくさんいると聞いています。皆さん、プロのアスリートではないのですから毎日身体のケアや治療が出来るわけではありませんよね?だからこそ早期に治療をしなければなりません。もしあなたがプロのアスリートであれば肘に違和感を感じた時点で2軍落ちです。それだけ大事にしなければいけないということです。また、平成の怪物松坂選手だって毎日治療とリハビリをしていても肩の痛みが回復せず、約4年間1軍で投げれませんでしたよね?毎日治療をしているにも改善しないわけですから一般の方が治療もしないで運動をしていたら良くなるわけがここを一つ理解して頂けると嬉しいです。
外側上顆および上腕二頭筋腱の損傷
肘の曲げ伸ばしも出来ない症状という事で患者さんがご自身で仰る『テニス肘』に先入観を抱いてしまうと良くないですね。検査をしていくと上腕二頭筋も受傷していました。初日は、炎症を軽減する治療をメインに行うと2回目来院時には、肘も曲げられるようになってきました。特に当院が特別な治療をしたわけではありません。今回の様に急性期の痛みであれば程度にもよりますが、早期改善も見込めるのです。スポーツ障害を初め、その他痛みや違和感でお困りの際は、なるべく早目に治療を受けるようにしてください。
定電流治療器AAPを使用
手技療法及び急性期の痛みには、定電流治療器を使用しました。この機器を導入し3年以上経過しますが未だ関東地方には当院にしか置いておりません。あのトップテニスプレーヤーが所持すると言われております。引退された女性テニスプレーヤーも使用していた機器です。
定電流治療器AAPとは?
微弱電流(290μA)を使用し、血流・神経・筋肉を活性化させ本来持っている人間の自己回復能力を助け、細胞・筋肉を調整・回復・改善をさせます。さらに、この微弱電流によって損傷部位が修復され血行やリンパ液の流れもよくなります。
AAPは使用している微弱電流が人間の体内に流れている生体電流に近いからです。電流が流れる際の体内抵抗による音の違いで患部が検知できます。
細胞単位へのアプローチ
損傷部位では生体電流の乱れが発生します。又、損傷部位ではプラスとマイナスのイオンのバランスが崩れます。そこに微弱電流を通電することで損傷部位では細胞レベルまでの活性化を促進します。
造骨細胞へのアプローチ
正常な骨は体内の電流により再生されます。正常でない骨に対して微弱電流を通電することで、造骨細胞も活性化し、骨折・捻挫の回復を早めます。
人体と電気
車はガソリンにより動き、又、機械類が電気で動くのと同様に人体の身体は食物や水分を摂取して、それらを電気エネルギーに変換しています。人体の電気エネルギーと機械類の電気との違いは、人体は微弱電流を有効に使っているということです。この電流は心臓の鼓動を保ったり、胃の消化を促進したり、その他器官も同様にコントロールをしています。そして、筋肉や神経もこの微弱電流によってコントロールされています。細胞の活動に必要なエネルギーは、細胞内のATP(アデノシン三リン酸)が分解される時に発生するものが利用されます。この重要なATPを合成するのが細胞内にあるミトコンドリアです。微弱電流はミトコンドリアの電子伝達系を活性化して、ATPの合成を促進します。
※㈱豊和HPより
固定はしていません
以前であればこの様な症状の場合、『安静第一と固定、冷却』が重要とされていましたが、症状によりその行為が回復を遅らせてしまいます。今回も固定はせず、治療をしていく事で早期改善に繋がったと考えています。不用意な固定と冷却は、血流を阻害し回復を遅らせてしまいます。固定と冷却の選択も治療家の判断となりますので重要なポイントの一つです。
テニス肘を初め、スポーツ障害でお困りの際は、横浜駅徒歩12分『なる整骨院』へご相談下さい。