朝起きると橈骨神経麻痺に

橈骨神経麻痺

※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。

当院
これまで何件程の病院や整骨院にいかれましたか?

Aさん
病院でのリハビリ

当院
いつ頃からの痛みで、どんな治療を受けてこられましたか?

Aさん
1か月前に右橈骨神経麻痺

当院
当院と他の治療との違いを教えてください

Aさん
色々な機械やていねいに治療

当院
当院の治療を受けるようになってどのように良くなっていきましたか?

Aさん
初回から回復しているのがわかった

当院
同じ症状でお悩みの方で受診を迷われている方へ一言お願いいたします。

Aさん
なるべく早めに治療した方が治癒も早いと思います

※今回は、当院での治療効果という事ではなく、Aさんご自身による西洋医学的治療による効果も合わせて、早期回復したという報告になれば幸いです。

治療期間 約1週間でレベル3まで回復。その後約1ヵ月で通常通りに手指が動くまで回復
治療内容

橈骨神経ラインで一番神経症状を受けている部位を判別し、頚椎の矯正、血流改善、神経症状の回復。また、障害を受けている部位へのモーターポイントを探り、治療機器にて運動麻痺の回復・神経の再教育を図りました。

考察

橈骨神経麻痺症状を患った際は、1日も早く効果のある治療を開始する事が大切だと痛感しました。慢性的になってしまうと回復の見込みも当然遅くなってしまいます。

朝起きると右手が動かない・・・

Aさんは、この日はベッドではなくソファで寝落ちしてしまい、朝起きると右手が全く動かなくなり、脳の障害もご自身で(歯医者さん)疑ったそうですが、これは違うと整形外科を受診したところ『橈骨神経麻痺』の診断を受け、3か月間保存療法で様子を見て改善がなければオペも視野にという事だったそうです。

しかし、ご自身で歯医者を経営されている事から3ヶ月も手が動かないのであれば、治療が出来ず今後の院の運営にも支障を来してしまうと考え、1日も早く回復できる策を考え当院に受診していただきました。

初めの電話の段階で、昨日『橈骨神経麻痺』と診断されたと伺った時は、正直『本当かな??』と思い当日を待っていたところ、歯医者さんだと知り、またお身体を拝見すると本当に『橈骨神経麻痺』だとわかりました。

新鮮な橈骨神経麻痺(ハネムーンシンドローム)

我々、治療院にはなかなか新鮮な橈骨神経麻痺状態で来る方は多くはありません。慢性期に入り来院される方の方が多いかもしれません。以前は、『ハネムーン症候群やサタデーナイト症候群』なんていう言葉が良く聞かれていましたが最近はあまり耳にしませんね。『ハネムーン症候群やサタデーナイト症候群』とは、新婚旅行で奥様を腕枕して眠った翌日、腕が圧迫され血行が悪くなり朝起きると手が動かない様な状況を指します。

【参考】橈骨神経障害の解説

上記に橈骨神経障害についての詳しく書いてありますが、橈骨神経とは腕の付け根あたりから腕の骨をまくように走行しています。その後、肘のあたりで前腕の内側を走り、手指まで走る神経です。橈骨神経は、骨のまわりを複雑に走行している神経ですので、様々な部位で障害をうける可能性があります。橈骨神経の役割としては、手首を反らしたり指を伸ばす筋肉を支配しており、そのため橈骨神経が麻痺すると※下垂手という現象を生じます。橈骨神経の枝分かれした運動指が麻痺した場合は※下垂指がおこります。

橈骨神経障害にはもう一つあり、後骨間神経障害(又は後骨間神経麻痺)というものがあります。橈骨神経は首から手の方にかけて走行していますが、障害される部位により症状も違います。上腕の中央部で障害を受けた場合、橈骨神経障害で、肘関節部分で障害されると後骨間神経障害と分けられます。では、後骨間神経障害とは一体どういったものなのでしょうか?

※下垂手とは、手首と手指の付け根が反らせなくなる状態(橈骨神経麻痺)で、下垂指は手首は反らせるが手指の付け根の関節が反らせない状態(後骨間神経麻痺)の事をいいます。

後骨間神経障害とは?

※上記の図が肘周囲の解剖の図です。フローセのアーケードと言われる部分に後骨間神経が侵入しているのが分かります。この侵入部分での絞扼が非常に多いと言われます。

後骨間神経とは橈骨神経の深枝といわれている部分の事を指しております。橈骨神経の本幹は肘関節のあたりで知覚枝と運動枝にわかれますが、その枝分かれした運動枝が「フローセのアーケード」と呼ばれる所を通過するのですが、この部分で神経が圧迫を受けやすいのです。これが後骨間神経麻痺になります。運動枝のみが障害されているので、感覚的なところは問題ない事が多いと言われます。(例外あり)橈骨神経障害の場合、手首、手指の動きが制限をうけますが、後骨間神経障害の場合は指の付け根の動きは制限されますが手首の動きは制限されない事が違いなのですが、今回の症状では手首の動きにも制限がありました。後骨間神経障害は多くはないのですが、それゆえ見逃されやすい疾患にもなるので注意が必要になります。

橈骨神経障害・後骨間神経障害の一般的な症状

  • 手の甲にしびれを感じる(手のひらには感じることはない)
  • 指や手首を反らす力が低下する
  • 親指を外に広げる力が低下する
  • 橈骨神経麻痺の場合は下垂手を呈する
  • 後骨間神経麻痺の場合は下垂指を呈する(手首の動きに制限はない)

Aさんの症状

  1. 手関節が動かない
  2. 1~5指が動かない
  3. 痛みやしびれ感はない
  4. ナーブスコープ検査で左側(患側)に温度計が全く触れない。

※橈骨神経麻痺の状態では、患側側の首の温度が低下しているという事です。

ナーブスコープ

上記のように運動麻痺が主な症状で感覚症状には問題のない状態でした。

1週間後には、レベル3まで回復

Aさんも大学病院にお勤めされているところで、注射などとにかく早く治るようにあらゆることをされていました。また、当院で徒手療法・物理療法を開始し、1週間後にはレベル3まで回復。その後は、約1か月で元の状態まで回復しお仕事も普通に出来るようになり何とか落ち着いたそうです。

早期治療早期回復

今回分かったこととして、もちろん全員とはいかないかもしれませんが早期に治療を開始したことが早期改善したことは言うまでもないかと思います。もしご自身が橈骨神経麻痺や運動障害でお悩みの際は、とにかく早い段階で出来ることを全てやるぐらいの気持ちで回復を期待しましょう。