腰痛・頚椎症による手指への痺れ
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません
1 手術を勧められた腰痛
まず、病院で『そんなに痛いなら手術するしかないよ』と言われた腰痛で来院。この腰痛に関しては、手術するという選択肢は1%も存在しないような腰痛でした。
2 綱引きによるハムストリングスの肉離れ
通院腰痛が改善したと同時期に、休日、地域の綱引き中にハムストリングスが引き連れる感覚を覚え、通勤など歩行時にも支障を来すようになってしまいました。
3 慢性の右頚肩部の痛みから頚椎症へ
上記2点の施術が終了まじかに、『実は・・・』と慢性的に右の首肩部が痛くて首が廻らないとの事。
さらには、最近右の腕から指にかけて痺れが出現するとの事。
この症状が一番、厄介で、腕から指への痺れは、消失するであろうと確信していましたが、右頚肩部の痛みがなかなか完全に抜けず苦労しました。
【参考】頚椎症とは?
いわゆる首肩に疾患がある方の症状の総称で、頸椎辞退に何らかの変形や椎間同士の間隔が狭かったりする場合に診断されることが多いです。首が痛い、肩がこる手少し痺れるなどの症状で病院に行くと、首(頚椎)のレントゲンを撮って、「骨と骨の間が狭くなっています。これは加齢です」と説明を受ける方は多いと思います。骨と骨の間(椎間)が狭くなったり、骨棘(棘)が出ている方は、とても多く一般的にはこのような説明と診断を受けます。このような状態を一般的には頚椎症といいます。また、最近では『ストレートネック』と言われる方も多いのではないでしょうか?
【参考】胸郭出口症候群とは?
腕から手にかけての痛みや痺れがある症状で、首からの症状(頚椎症・ヘルニア)とよく間違えられてしまう原因の代表格です。胸郭の出口、鎖骨や第一肋骨がある側で、何かの原因により神経が刺激され、腕や肩に痛みや痺れを出す症状のことをいいます。
そしてその胸郭出口症候群の原因は、さらに4種類に分類されます。
① 斜角筋症候群
これは、中斜角筋・前斜角筋・第一肋骨が構成する三角形の隙間(斜角筋隙)を通る腕神経叢という神経の束や鎖骨下動静脈が何らかの原因で圧迫されることが原因で起こる症状を言います。
② 肋鎖症候群
胸郭出口症候群の中で一番多いといわれ、鎖骨と第一肋骨との間で神経・動静脈が圧迫されることが原因で起きます。鎖骨の骨折後の変形治癒や姿勢の悪さからでもなることがあります。
③ 過外転(小胸筋)症候群
胸の深いところにある小胸筋の過緊張により、外転(手を身体の横から上に上げる動き)で小胸筋のすぐ下を通る腕神経叢や鎖骨下動静脈が圧迫され、痛みしびれが出てくる症状の事を言います。電車のつり革を持つ、手を頭より上に挙げて作業する、などの姿勢で腕・肩にしびれ・痛みがでることがあります。
④ 頚肋症候群
比較的稀の原因です。生まれつきの奇形で、7番目の頚椎の横の突起が長くなっている方がいます。その骨が神経・動性脈の圧迫を起こすのが原因となります。
首の痛みは後ろ側だけが原因ではない
あらゆる方法で身体の悪い部位を施術しましたが、首を右に廻した時の肩上部の痛みが取り切れませんでした。頭蓋骨側の付着部/乳様突起部が激しく固まっていることが原因でした。ここを刺激すると、これまでにない反応。
『おっ!?』
やっと首がスムーズに廻りました。腕から指への痺れも消失し、やっっっっと卒業し、月に1回のメンテナンスへ移行。ここに記載していない症状もいくつかありましたが、何とかすべてクリアー出来ました。私も週に1回、勉強に参加しているので、この患者さんに何とか対応できたのかなと思っています。
『我々は、常に進歩しています。進歩し続けています。治療に終わりはありません』
横浜市西区・神奈川区・保土ヶ谷区周辺で、首の痛みや腕の痺れや痛みでお困りの方は、『なる.整骨院』へお問合せください。