ぎっくり腰でお悩みの方へ
今、ぎっくり腰で動けずどうしようかと思っている場合は、翌日には、半分以下に100%改善するといいたいところですが、90%は改善するであろう対処法をお教えいたしますので、当院までご連絡くださいませ。
※この記事は、あくまで当院の経験による見解です。ご参考になれば幸いです。
『ぎっくり腰』という言葉をおそらく聞いたことがあるかと思います。しかし、ぎっくり腰という病名はなく急性腰痛・腰部捻挫などという症状名が本来の病名です。実は、私も若かりし頃(この業界に入る前)初めてぎっくり腰になり何とか頑張って病院に行ったところ「ぎっくり腰なんていう病名はないんだよ」と何故かお医者さんに怒られた記憶があります。また、ぎっくり腰には特に定義はありません。ですので何がぎっくり腰で何がぎっくり腰でないかの判断は難しいところです。ご自身で「これは辛い・・・歩けない・・・」というレベルの腰痛はぎっくり腰という解釈で良いかもしれません。
患者さんのひとりごと
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
① 横浜市保土ヶ谷区のS・S様より
②横浜市保土ヶ谷区の上村様より
④横浜市神奈川区のS/T様より
【参考】ぎっくり腰からの大腿神経痛治療|保土ヶ谷区
当院では、ぎっくり腰・腰痛でお悩みの方が多く症例数も多いと自負しております。経験数こそが我々施術家の技術・知識を高めてくれます。下記にぎっくり腰の症状について記載しておりますのでご一読いただければ幸いです。
症状
『ぎっくり腰』に定義はありませんが、よくある症状を痛みの辛い順に上から並べてみます。
- 立つことも出来ない、寝たきりでトイレに行くのも辛い
- 立てるけど歩くのがしんどい
- 座ると猛烈に痛い
- 前かがみになると腰が抜けそうになる
- 腰を後ろに反らせない
- 靴下や靴を履くのが辛い
また、症状が重い『ぎっくり腰』の場合、一時的に坐骨神経痛様な痛みや痺れを伴う事もよくあります。『ぎっくり腰』の際に良く出現する神経痛の部位として
- お尻(臀部)
- 股関節・鼠径部(そけいぶ)
- 後ろのもも(ハムストリング)
- ふくらはぎ
中でも股関節(そけい部)に痛みを生じるケースでは、何でこんなところが・・・?と動揺してしまい少し焦ってしまう方も少なくありませんがきちんと早期に治療すれば心配はしなくて良い症状です。
好発年齢
様々なことが言われていますが実際に当院では、20代から60代の男性に多いと感じます。女性ももちろんいらっしゃいますが女性では30代から50代くらいに多いように感じます。最近では、小学生でもギックリ腰になる子供がいるそうです。身体測定で以前使われていた立位体前屈も今はやらない学校が多いとか!?測定中に腰を痛めるからだとか・・・
原因
ぎっくり腰になる原因は様々ですが挙げるとすると
- 急に重たいものを持った時
- 朝起きる際
- 長時間座っていたあと
- 急に捻った際
- 物を取ろうとした際
- 季節の変わり目の気温・気圧の変化による体の変化
- 冷たい食べ物・飲み物ばかり飲食している
- くしゃみや咳
- 【参考】花粉症シーズンぎっくり腰に要注意
などなどでしょうか。重たいものを持ったからと言って『ギックリ腰』にはなりません。むしろふと何かを取る際に痛める方が多いです。では、なぜ大した動きをしていないのにぎっくり腰になるのでしょうか?ここが大切です。日頃からストレスが掛かっている部位は疲労物質が蓄積されています。疲労物質が蓄積されてくると徐々に痛みの閾値(痛みや感覚のレベルです)が下がってきます。閾値が下がった状態では、いつでも痛みを感じてもおかしくない状態。つまりちょっとしたことで痛みを生じてもおかしくない状態であるという事です。お身体に違和感や疲労を感じたままの状態ではもちろんの事、日頃から毎日使っているお身体です。何もケアをしていないお身体はいつぎっくり腰になっても驚く事ではないのです。「急に痛くなった」とよく伺いますが、これまでの蓄積が原因でちょっとした動きや外力で痛みが出ただけという事になります。また、冷たい食べ物飲み物ばかり飲食していると内臓が冷えてしまい、腰を支えている大事な腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が硬くなる緊張してしまう事も挙げられます。腸腰筋が硬い・緊張している状態で長時間のデスクワークをしている方は特に注意です。起き上がる・立ち上がる際に腰を痛めてしまうケースがよくあるのはこの為かもしれません。
痛みを引き起こしている原因
腰痛の原因は8割不明と言われておりますが、実際に痛みを引き起こしている原因として下記が挙げられます
- 筋肉の過緊張:脊柱起立筋、腰方形筋、大腰筋、腸骨筋、中殿筋、小殿筋など
- トリガーポイント:筋肉の中に潜在していた硬結が活動性に変わってしまう
- 筋膜の逸脱:筋肉を覆っている筋膜の走行がよれてしまう
- 筋筋膜の炎症:老廃物の蓄積により、痛み物質が発痛
- 関節の機能異常:仙腸関節、腰仙関節、椎間関節
- 殿筋の挫傷:とても稀なケースですが先日よくよく検査をしていくとお尻の筋肉の怪我でした。症状はぎっくり腰とそっくりな事に驚きました。
- 内臓の疲弊・冷えによる自律神経バランス不調
ぎっくり腰は安静にする!?
病院や整形外科では、「安静にしてください」と言われることが多いかと思います。もちろん動けない体を無理に動かすことはしなくて良いとは思いますが、日本よりも進んでいると言われている欧米では安静を重視していません。また、最近の日本の腰痛診療ガイドラインでも腰痛の8割以上は原因を特定しないことや、急性腰痛(ぎっくり腰)は安静よりもむしろ日常生活の活動を維持したほうが早期に回復するとされています。安静にしている期間が長ければ長い程、中期的に予後は良くない事が予想されます。人間は動かなければいけない生物です。動かない事により筋肉・関節の拘縮、血流不良を生じ二次的に様々な症状が出てくることもしばしあります。
冷やすの?温めるの?
『ぎっくり腰』や腰痛になると冷やした方が良いのか?温めた方が良いのか?と当院でもよく質問されますし、皆さんお悩みの所かと思います。ぎっくり腰だけでなく足首の捻挫やその他のお怪我でも当院では過度なアイシングは推奨していません。つまり、「冷やし過ぎてはいけない」急性期を過ぎた時期からもしくは炎症がない状態であれば「どんどん温める事」で身体は自然治癒力=治す力がどんどん強くなります。明らかな熱感・炎症がある場合では、受傷後真もなければ「10分のアイシング・15分空けてまた10分のアイシングを3セット位まで十分」だと考えます。冷やし過ぎてしまう事で良い組織まで冷えてしまい自然治癒力が低下してしまうのです。
癖になる?何度も繰り返す?
「ぎっくり腰は癖になる?」とこれもよく質問されますが癖にはなりません。それはしっかりと腰痛が治っていないか?腰痛になった原因であろう日常生活を変えていないかのどちらかであると考えられます。ぎっくり腰になり注射をして痛みがなくなったとしても根本的な改善にはなりません。毎日毎日ぎっくり腰になりやすいような姿勢をしていればまた再発するのは当たり前です。風邪の特効薬がないのと同じです。風邪をひき処方されるお薬は、風邪を治す薬ではありません。咳を抑える・熱を抑える事で楽になる。そしてその間に自己免疫力で風邪は治るんですよ。先日も医師の方が咳を治す薬はないと学会で聞いてびっくりしたと仰っていました。お医者さんや薬剤師さんこそ薬を飲まない!。なんて有名はお話ですよね。
一般的な検査と治療
- レントゲン:レントゲンでは、ぎっくり腰の原因が見つからない事が殆どです。
- 投薬療法(鎮痛剤・湿布・注射)【参考】ロキソニンは腰痛には効かない!? ・リリカカプセルの副作用
- 物理療法 ・低周波治療器・干渉波・牽引機・マイクロ波・レーザーなど
- 運動療法 ・ストレッチ ・マッサージ療法 ・リハビリなど
『なる整骨院』の検査と治療
【評価が最重要】
- 姿勢の評価と施術
- 筋肉・関節の評価と施術
- トリガーポイントの評価と施術
- 交感神経の評価と施術
主にこの4点をしっかりと施術を継続しても改善が見られない際は、医療機関や整形外科での精密検査をおすすめします。当院でも尊敬するDC(ドクターカイロ:欧米では医師と同じ)また慢性痛をしっかり診てくれるお医者さんもまずは、この筋肉による原因が90%だとおっしゃっています。筋肉といってもただマッサージすれば良いという事ではありません。治療とマッサージでは、中身が全く違うので皆さんも勘違いしないでくださいね。また、ぎっくり腰では、仙腸関節・腰仙関節・椎間関節の評価も大事です。関節の機能異常(ロッキング)が問題で過緊張を引き起こしているケースは否定できません。
1~2 姿勢不良による筋肉・関節への影響
まずは、なんと言っても日頃の姿勢でしょう。筋肉と言っても腰を診るだけではありません。首に原因がある場合もあれば、お腹・太ももに原因があるかもしれません。慢性的な症状であれば、骨盤の歪みや頭蓋骨の歪みにより、呼吸がしっかり出来ていないかもしれません。呼吸を改善することは、慢性的な症状の方にはとても重要です。呼吸の改善なくして改善はしないかもしれないくらいです。かつて、野口英世先生も『すべての病は、酸素不足』と遠い昔から唱えています。酸素がしっかり吸えていなければ全身に血液がしっかりと十分に行きわたらないと思って下さい。当院では、身体のバランスをしっかりとチェックし筋肉と関節の不具合による影響を探していきます。治療方法は、姿勢の不良は、KYテクニック。関節による影響は、カイロプラクティック。また内臓・頭蓋骨調整・トリガーポイント治療が主になってきます。
【参考】姿勢を正す本当の理由
3 トリガーポイント(筋肉の評価)
トリガーポイントとは、圧に対する感度が局所的に高い、過刺激性のポイントで、身体の他の部位に症状(通常は疼痛)を引き起こします。トリガーポイントは、筋肉、筋膜、骨膜、靭帯、皮膚などの身体の軟部組織に存在することが多いと言われています。一般的には、潜在性と活動性のトリガーポイントに分類され、潜在性は、圧迫されない限り局所的な痛みや関連痛を引き起こさないのに対し、活動性トリガーポイントは圧迫されなくても局所的な痛みや関連痛を引き起こします。どこも痛くなくても潜在性トリガーポイントがある場合が殆どですので活動性に変わらない様に日常的に身体のケアをしていく事をお勧めします。
お身体の痛みにトリガーポイントの評価は欠かせません。
4 交感神経の評価と施術
長く患てっいる、痛みや痺れに悩まされている事によってもストレスとなり自律神経が乱れてしまいます。自律神経の調整をするだけでも身体の反応は変化してきます。痛みがない姿勢はないとレベルのぎっくり腰の方にはまず、自律神経を調整をする事が多いですが、やはり身体全体の緊張が緩和すると痛みが和らぎ少し動けるようになることも多いです。
『なる整骨院』で行う治療方法
上記の評価をもとに施術をしていきます。その評価があって様々な手技療法が生きてきます。適切な場所に適切な刺激を送る。これがシンプルに一番の治療法ですが、適切な場所へ適切な刺激が一番難しいところでもあります。
- 手技療法:これが一番のメインとなります。『痛いところに原因はない』痛い部位は、症状であって原因ではありません。当院では、筋膜リリース・仙腸関節療法・トリガーポイント・カイロプラクティック・KYテクニックその他の治療法をその症状に合わせて施術してきます。
- 電気療法:関東には当院にしか存在しない(あの日本人テニスプレーヤーが所持)定電流治療器。日本人MLB選手やオリンピック選手も使用する立体動態波、超音波治療器、高電圧治療器を使用します。
数ある治療法を学んできましたし、学び続けている中で一人一人に最良なものを選んで施術いたします。
① カイロとは?
カイロプラクティック(Chiropractic)の「Chiro」は手を、「Practic」は技を意味するギリシャ語を発祥とするように、主に手を用い、主に頸椎~背骨~仙腸関節を矯正することにより身体の不調を改善する手技療法です。
※本来、人間には必ず自己治癒能力が備わっています。
現代の食生活、日常の姿勢から背骨の歪み、神経の不活性化がおき、自己治癒能力が低下しがちです。それを高めてくれるのが、カイロプラクティックによる関節への治療です。
② 仙腸関節療法とは?
ぎっくり腰の場合、仙腸関節と腰仙関節(腰椎5番と仙骨)、椎間関節の評価と治療は欠かせません。当院ではカイロプラクティックと独自の仙腸関節(※)調整の良いところを取り入れて患者さんに合った治療方法を選択していきます。
※仙腸関節は、不動の関節と言われておりましたが、実は2~3mm程動く関節であり、非常に繊細かつ身体への影響力は、非常に大きい身体の土台を支えている重要な関節です。 左右の関節の機能異常、ロッキングなどにより様々な不調をきたし、この関節を治療することで関所が開くように血液の流れにも大きな影響を及ぼします。腰痛、神経痛だけでなく、手足のむくみやお腹の張り、首の痛み動きなどにも効果があり、まだまだ解明されていないこともたくさんありますが、魅惑の関節といえるでしょう。
様々な痛みを長く患い、改善されない方は、AKA骨盤調整・カイロを受けてみると何か改善が見られるかもしれません。
③ KEN YAMAMOTO テクニックとは?
KEN YAMAMOTO テクニックは、医学の先進国である欧米では、医師たちにも認められている「解剖学・運動学的に根拠のある」治療法です。「肩がこるから肩を治療・揉むのではなく」解剖学的にその原因となる箇所を治療していきます。今後日本でも医師たちに認められる日もそう遠くない。そう思っています
④ 呼吸法
ぎっくり腰を患うと必ずと言って良いほど、身体が防御反応を起こしてしまいます。するとおそらく身体を丸めるようにして何とか体勢を保つ方が多いです。この防御反応をなくしていくと身体も自然と楽になってきます。
⑤ 筋膜リリース
【参考】筋膜リリースとは?こちらをご覧ください。
ぎっくり腰の予防と対策
・日頃から疲労を溜めない事
自動車ですら車検があります。人間の体こそ疲労が溜まらない様に入浴、マッサージ、ストレッチまたは、我々身体のプロにお任せください。何もお手入れしない1年、5年、10年と月に1回お手入れしている身体では間違いなく違います。
・毎日、入浴をしましょう
日頃の疲労やストレスを溜めない事が重要です。そして身体を芯まで温める事は絶対に欠かせません。
・同じ姿勢を続けない事
これを止めない限り腰痛はなくならないもしくは再発を予防する事は出来ないかもしれません。ぎっくり腰は癖にはなりません。原因となる日常生活を改善していく事が重要です。
・暴飲暴食をせず、バランスの良い食事
我々の身体を創っているのは、60兆個の細胞です。この細胞を1個ずつ元気にしておくにはやはり『バランスの良い食事と水分摂取』です。すぐに効果を求めるのではなく、日頃から10年先を見越して継続していきましょう。
腰が痛くなってしまったら・・・
1 無理はせず、早めに受診と治療をお勧めいたします。その後、坐骨神経痛に発展してしまうケースはよくございます。
2 寝たきりや安静にしすぎる事はお勧めいたしません。なるべく動ける範囲で動いて過ごしましょう。
3 まずは、呼吸を落ち着かせましょう。ゆっくりと深呼吸をするようにしましょう
4 椅子から立ち上がる際に腰が痛い方は、真上(頭が天井に引かれる)方向に立ち上がるようにしてください。
5 ソファーなど柔らかい椅子に座るのはやめましょう。
6 同じ姿勢でずっといるのは避けましょう。
7 アルコール・炭水化物を避けましょう。早く治したいと本気で思っている方は必ず実践してください。
8 冷やすの?温めるの?これはお身体を診てみないと判断がつかないです。わからない時はどちらもあえてしない事をお勧めします。
腰痛Q&A
※当院腰痛解説ページより引用
※あくまでも当院の見解です。ご参考になれば幸いです。
腰痛になってしまった際、『どう対処してよいのか分からなかった』という経験はありませんか?日頃、患者様から聞かれることが多い腰痛に関連する質問をピックアップし、それに対する回答をまとめました。腰痛に対する当院の基本的な考えにもなりますのでご参考になれば幸いです。
Q.安静にしていた方が良いのか?
A. 極端な安静は控え、可能な範囲で動いて下さい。
ぎっくり腰などの急性腰痛などの場合、「なるべく安静にしていて下さい。」と言われるイメージがあるかと思います。しかし極度の安静はかえって症状が悪化してしまったり、治りが遅くなってしまう可能性があるのです。これは痛痛診療ガイドライン2012(日本整形外科学会)にも記載されている事項であり、むしろ可能な範囲で動いた方が良いとされています。ただし急な動きや過度な負荷を掛けることは避けるべきでしょう。具体的には15~30分程度の散歩をしたり、無理のない範囲で左右交互にもも上げをしてみて下さい。ただしなるべく痛みの出ない範囲で無理せずに行うよう注意して下さい。
Q.冷やす?温める?
A. 急性期は冷やして慢性期はなるべく温めましょう。
特にスポーツをされている方はご存知かもしれんせんが、どこか痛めてしまったりケガをしてしまった際にはアイシングを用いることが多いです。アイシングは患部を冷やすことで、痛みの緩和・血管の収縮・細胞の活動低下によって、炎症反応(発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害)や患部以外への二次的被害を抑える目的があります。一方それに対し患部を温めると、血管が拡張することで血流が良くなり、組織の修復・改善を促進する役割を持ちます。
しかしそれぞれをケガの状態に合わせて用いないと、かえって状態を悪化させてしまったり、回復を遅らせてしまう場合があるので注意が必要です。
まずアイシングの正しいタイミングとしては、受傷直後の急性期(24~48時間)で炎症反応がみられる場合に行います。患部を感覚がなくなる程度(10分程)を目安に冷やします。急性期以降で炎症が落ち着いている様であれば、今度は積極的に温めて血流の促進を図りましょう。間違っても急性期に温めてしまったり、慢性症状に対してアイシングを行うことは避けて下さい。
Q.マッサージやストレッチは行うべきか?
A. 患部には強めの刺激を入れず、ストレッチは痛みのない範囲で行いましょう。
まずはマッサージとストレッチ、それぞれの効果について説明していきましょう。
メリット・効果 デメリット・難点 マッサージ
- 筋肉の緊張が和らぐ
- 血流を促進させる
- 老廃物が流れる
- 損傷部にダメージを与えてしまう
- 炎症を悪化させてしまう
- 痛い場所が原因とは限らない
ストレッチ
- 身体の可動域が上がる
- 筋肉の柔軟性が上がる
- リラックス効果が得られる
- 急に伸ばすと逆に緊張してしまう
- ストレッチの姿勢が困難なこともある
腰痛にも様々な種類がありますが、ぎっくり腰などの急性腰痛の場合、患部に炎症が起こっているケースが多いです。その為痛めてからすぐに患部をぎゅうぎゅうとマッサージしてしまうと炎症を悪化させてしまったり、損傷している組織を傷つけてしまうことがあるのです。
またストレッチに関しては基本的には痛みのない範囲でゆっくりと行いましょう。痛みを堪えて無理にストレッチの姿勢をとったり、勢いよく伸ばしてしまう(伸張反射)とさらに筋肉が緊張してしまう可能性があります。
Q.湿布は貼ったほうが良いのか?
A. 副作用なども理解したうえで貼ったほうが楽であれば貼って下さい。
ご存知の通り湿布とは痛みのある部分に貼ることで、痛みや炎症を押さえる効果がある医薬品です。病院で処方されることも多く、薬局やドラッグストアでも購入出来る為使ったことがある方も多いのではないでしょうか?しかしその反面、あまりどんな効果がありそんな成分が含まれているのか知らないという方も多いのが現状です。まずは湿布に含まれ成分をご紹介します。
➊ サリチル酸メチル
湿布にもいくつか種類がありますが、そのほとんどに含まれているのがサリチル酸メチルです。元々は植物由来の物質で自然界にも存在しています。古くから薬草など消炎効果があるとされていました。
❷ 非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)
非ステロイド剤(NSAIDs)は高い鎮痛効果と消炎効果が期待されます。よく市販の湿布のパッケージに記載しているインドメタシン・ロキソプロフェン・イブプロフェンなどといったものがこれに該当します。それそれの湿布によって含有量が異なる為、含有量が多い方がより強い効果が期待できますが、その分肌のかぶれや副作用なども強くなるので注意が必要です。
❸ カプサイシン(温湿布の場合)
カプサイシンは主に温湿布に含まれており、主にトウガラシに含まれている成分です。カプサイシンよって皮膚に刺激が入ることで血流を良くすることが目的となります。温湿布特有のジンジン・ヒリヒリする感じはカプサイシンによる影響です。
湿布を使用する際に一番気を付けなければいけないのが副作用です。湿布も医薬品に該当するため必ず副作用があるのはご存知でしょうか?皮膚のかぶれが一般的かと思いますが、湿布の種類によっては光線過敏症という皮膚の炎症や色素沈着を伴う症状を引き起こすケースもあります。また飲み薬の痛み止めに比べるリスクは低いものの、成分的には胃や消化器系に影響が出ることも考えられるます。
まずはしっかりとパッケージの裏に記載してある副作用などをしっかりと確認して、貼る時間や環境に注意しながら使用してもらうことが重要かと思います。湿布自体は決して悪いものではなく使い方が肝心だということです。貼って痛みや症状が楽になるようであれば使用するべきでしょう。ただ貼っててもあまり変わらないようであれば無理に貼っておく必要もないかもしれませんね。
Q.整形外科と整骨院(接骨院)どちらに行くべき?
A. 正直なところ正解はありません。
しっかりとその院の特徴や情報を調べてから行くことをお勧めします。
これも良く聞かれる質問であり、上記の通り正解はありません。そもそも整形外科と整骨院(接骨院)は別物であり、そのシステムや特徴もそれぞれ異なります。まずは整形外科・整骨院(接骨院)・整体院の違いをしっかりと把握しましょう。そのうえで各院ごとの特徴や先生方のキャリア、そして患者様の口コミを確認し、ご自身にあった院を探してみて下さい。
整形外科
- 医師免許を所持している医師が常駐している
- 画像診断(レントゲン)によって骨折や重大な疾患(腫瘍など)がないか鑑別できる
- 基本的には投薬療法でリハビリ科を併設している場合は物理療法も可能
- 健康保険が使用できる
整骨院(接骨院)
- 整骨院と接骨院に大きな違いはない
- 国家資格である柔道整復師を所持している
- 医師とは違い診断やレントゲン撮影をすることはできない
- 徒手検査を元に施術を行う
- 2~3週以内の受傷原因のある骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷は健康保険が使用できる
整体院
- 健康保険が使用できない症状の施術を行う
- 国家資格は特に必要ない
- 健康保険は使用できない
- 各院ごとに知識・技術の差が激しい
Q:腹筋と背筋を鍛えれば改善するの?
A. すべての腰痛に有効なわけではありません。
腹筋や背筋のトレーニングもそうですが、TVや雑誌などに掲載されている腰痛治療法が必ずしもすべての症状当てはまるわけではありません。万人に聞く薬はないのと同じで、万人に効果のある腰痛治療法もないと考えます。試してみるのは良いかもしれませんが、痛みが強くなってしまったり負荷が強い場合はすぐに中止した方が良いでしょう。
また、腹筋・背筋のトレーニングを勧める理由としては、腰椎には肋骨が付着しておらず腰の筋肉により負担が掛かってしまう人間の解剖学的特性があるためです。これは首の頸椎においても同様のことが言えます。『肋骨がない分、筋肉が頑張りすぎてしまう』その為に鍛えた方が良いのは間違いではないでしょう。『なる.整骨院』では、腹筋は鍛えても良いけど必ず終わったら伸ばしてください、と説明しております。現代の方のお腹は、『長時間の座位・猫背』が原因で縮んでいます。縮んでしまっているお腹をより鍛えるだけでは、反り腰を助長しより腰痛が強くなるかもしれないと考えています。何か新しいセルフケアや予防を始める際は、お身体のチェックを含めて我々にご相談下さい。
横浜駅周辺、神奈川区、西区、保土ヶ谷区で、『ぎっくり腰』でお困りの方は、『なる整骨院』へご相談下さい。