仙腸関節性の腰痛と坐骨神経痛

※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません

【参考】腰椎椎間板ヘルニアとは?

座っていると痛い/前屈が出来ない/痛みと痺れ

来院時の症状

右の腰痛とお尻からふくらはぎにかけての痺れと痛みでした。前屈すると脊椎に湾曲が出現するくらい身体全体でかばって前屈をされており。20度くらいのところでお尻から足にかけて痺れと痛みが出現していました。

検査をしていくと、仙腸関節性の痛みと痺れと判断

仙腸関節性の腰痛

左右の仙腸関節を調整するとその場で前屈が可能になり痛みも消失したので仙腸関節性で間違いないと判断し、その他関連部位を施術。

その場で消失した痛みも説明した通り、少し戻りがあったようですが3日後にはほぼ痛みも痺れもなくなったとのことで安堵。

特別、施術が優れているわけではありません。しっかりと検査をして原因がわかれば、良い結果が生まれます。仙腸関節の調整は、少し勉強をしていれば誰でも出来るようなレベルの施術です。しかし仙腸関節の検査といってもたくさんの検査法がありますので判別に困惑することもありますので、これを分からずにただマッサージしているような院では改善がみられないどころか治りを遅くしてしまうかもしれません。

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、腰から足先までの人体でで一番太いと言われている神経のラインに痛みや痺れが生じる事を坐骨神経痛と呼びます。ですので、坐骨神経痛が原因ではなく今回の場合は、坐骨神経痛の原因は仙腸関節の機能異常であったという事になります。

坐骨神経痛症状を出す要因は?

お尻から太ももへの痛み

仙腸関節はとても重要な関節

仙腸関節は、体重の60パーセントの荷重がかかるともいわれており、座り続けた状態はもちろん、飛んだり跳ねたりした際は、さらに何倍もの負荷がかかってしまいます。

姿勢同様、仙腸関節にかかる負荷もなるべく左右均等になれば痛みの予防も出来そうですね。50:50とまではいかなくともこれに近づけるように左右のバランスが保てると理想的です。仙腸関節に歪が入ると地震が起きた時の壁に入る、ひび割れ(クラック)、地震で起きるひずみのように、お尻や腰、強いては足まで症状を来します。

仙腸関節のひずみをクラックと呼び、当院では、今回のような症状を「クラックシンドローム」と呼んでいます。

仙腸関節に少しでも歪が入ると上記のように身体にも神経痛を引き起こします。

先日も書かせていただきましたがここでもやはり姿勢を正すことの重要性が少しでもお伝えできれば幸いです。この患者さんも座ってお仕事をしている事がとても長く知らない間に仙腸関節に負荷がかかり続けていたのでしょう。

長時間のデスクワーク/長時間の立ち仕事

ご自身の知らない所で身体は、仙腸関節は悲鳴をあげているかもしれません。仙腸関節のメンテナンスだけでもぎっくり腰や神経痛の予防が出来ます。

時々、ご自身の身体を労りメンテナンスをするメンテナンスをし続ける事こそが、最悪の事態を免れることが出来るかもしれません。またこのような症状が1か月も2か月も続き症状の改善が見られない方は、1度仙腸関節もチェックしてみると良いでしょう。

⇒1か月間以上腰痛や坐骨神経痛で一向に改善しない方へ

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