テニスをしていないのに、『テニス肘』!?
最近は、デスクワークの方などが突然、肘が痛くなり、整形外科を受診すると『テニス肘』の診断を受ける方が多いそうです 。肘の外側が痛いとテニス肘と診断されることが多いです。
【参考資料】http://biz-journal.jp/2014/01/post_3920.html
テニス肘(外側上顆炎)とは?
テニスなどのラケットを使用するスポーツをする人に見られる上腕骨内側上顆炎または上腕骨外側上顆炎のこと。上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘という。これに対し、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘という。いずれも過度な負担が原因で、初心者や筋力の弱い中年の女性(40-50歳)に多い。
テニス肘 – Wikipediaより
【参考】テニス肘とは?
なぜデスクワークでテニス肘に?
テニス肘の原因となる筋肉は、肘から手首をまたぎ指または手根骨に付いています。手首を手のひら側に曲げる筋肉の多くは内側上顆へ、手の甲側に曲げる筋肉は外側上顆に集中して付着しています。
マウスやキーボードを使うとき、手首を手の甲側にやや反らして使いますよね?その状態でマウス操作やキーボード操作を行い、長時間手首や指を酷使し続けることで、肘の筋の付着部で炎症が起きてしまいます。それが、デスクワークの方がテニス肘になる原因です。パソコン作業をする時間が長くなってきた現代病のひとつとも思えますね。
テニス肘にならないためには?
テニス肘や手首の腱鞘炎にならないためには?まずは、使いすぎないよう気をつけることです。安静にする時間を設けるだけでも肘や手首の負担はだいぶ減ります。そして、もうひとつ、手首の下にタオルなどを敷いて手首が過剰に反った状態にならないようにしましょう。
また、物を握る際に親指に力が入っていませんか?物を握る際は小指から必ず握りますが、テニス肘になる方の特徴として親指に力が入っている事が多いので、指の使い方を見直してみましょう。
このような『人間工学に基づいた身体に負担のかかりにくいキーボード』というのも売っているようなので、興味のある方は『エルゴノミクス』で調べてみてください。
『なる.整骨院』では、テニス肘治療に特化し実績を出しています
未分化の組織(外側上顆症)
肘だけでなく関節周りの痛みは、未分化の組織が発生してしまう。これは欧米で発表された新しい知識で、外側上顆症ともいわれています。この未分化の組織が関節の曲げ伸ばしの際に挟まってしまい痛みを生じたり、神経に悪さをしてしまい痛みを生じると言われています。肘の痛みの原因として考えられるのは「未分化」の組織です。人間にはもともと自己治癒能力が備わっています。たとえば膝をすりむいてもしばらくするとかさぶたが出来て傷がふさがりますよね?それと同じようなことが外側上顆炎でも起こりうることがあります。
この未分化の組織が形成されている場合には、その組織を一度壊さなければいけません。つまりただ揉みほぐすだけでは症状の改善は難しいということです。当院では治療器や筋膜リリース、徒手による強刺激など状態に合わせた方法で未分化の組織を一度壊していきます(イメージ)。治療直後は少し痛みを伴うことがありますが、2~3日後にかなり痛みが抜けるケースが多いです。
テニス肘と間違えられる疾患
テニス肘と診断をされても肘に原因がないケースもございます。首・肩周辺の症状が原因で肘周囲への血流低下・神経不調を来し、痛みやダルさを訴えている方も少なくありません。スポーツやお仕事など身体をよく使われている方は、肘のオーバーユースではなく、首肩周囲を酷使している事で肘に症状を来しているという事になりますので、ご注意ください。テニス肘だと思っているといつまでも改善しません。またテニス肘と神経痛の両方を患っているケースも多いので注意が必要です。
原因不明の肘の痛み
テニスも運動もしていないのに物凄く肘が痛いという方もいらっしゃいます。当院の見解としては40代以降の女性に多くみられ両肘を患っているケースもすくなくありません。ホルモンのバランスの影響により、腱に微細な損傷を引き起こしていると言われています。スポーツも何もしていないのに肘の曲げ伸ばしもできないくらい痛い方は要注意です。特徴としては、起床時に痛みが強く曲げ伸ばしもままなりません。このケースの場合は、少し改善が遅い傾向にあります。負荷を減らしながら改善を促していきましょう。
テニス肘治療の口コミ
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
① 原因不明の夜も眠れないテニス肘(外側上顆炎)横浜市港北区より
② 野球選手も通う接骨院に行かれた1年前からの肘の痛み
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
③ 2年間、注射と整骨院でマッサージをして治らなかったテニス肘
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
※あくまで個人の感想であり皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
※あくまで個人の感想であり、皆様に同じ効果が出るという事ではございません。
テニス肘・ゴルフ肘・外側上顆炎の改善に必要な事
① 痛みの出ている部位をしっかり確認する事
肘周りの筋肉といっても各指を動かすために複数付着しています。上記の錦織選手の写真、上記の画像をみてもおわかりかと思いますが、肘にかなりのストレスが掛かっていることが確認できますよね。
② 痛みの出ている部位によって治療方法を変えています(当然の事)
テニス肘/ゴルフ肘と言っても痛みの出現している部位がやはり異なります。大概多いのは、中指を動かす筋肉ですが、人差し指、薬指なかには親指、小指を動かす筋肉まで傷めている方もいらっしゃいます。外側上顆/いわゆる肘の外側の骨(出っ張った部分)が痛い方も多いですね。
ただ、やみくもに上腕:前腕のマッサージとビリビリトスポンジのついた電気療法やマイクロ波などで温める治療では、いつまで経っても改善が見られないケースが多いです。
大事なことは徒手検査による受傷部位の特定とどこを治療するかの判断する知識と技術。そして、患部に効果の高い治療機器を使用しているかどうかです。本来、上記は当然の事なのですが保険診療に頼っている整骨院/接骨院では、なかなか行っていないのがまだまだ現状です・・・
③ 治療を一日も早く開始する事
これは、どんな症状にも言える事です。そのうち治るだろうとつい思ってしまいますが、肘に違和感を覚えたらすぐにご相談ください。最善は、違和感を覚える前にメンテナンスをしておくことです。
④ 諦めない事!
これもどんな症状にもどんな分野にも言える事です。
『諦めたら終わり』
それはそうですよね。本人が諦めてしまっては元もこうもありません。また、治療している先生にもはじめから本気で治そうとしている先生も多くはないかもしれません。
患者さんが諦める前に先生が諦めているケースもあります・・・(もっと論外です)
当院でテニス肘/ゴルフ肘に使用している治療機器
関東地方では当院のみ。あの有名テニスプレーヤーが所持している機器です。肘の痛み/成長痛/オスグッドなどなどスポーツ外傷に効果を発揮しています。
② 超音波治療器/立体動態波
最近では使用している院も増えていますが、オリンピック選手やMLB選手などトップアスリートも使用している治療器です。最低限、備えておきたい機器ですね。
③ 筋膜リリース
これまでの治療に加え、アメリカで使用されている器具を使用して施術します。負担の掛かりやすい肘の癒着を剥がし、筋膜を整えます。H28.10月に始め、この治療によりさらに治療の幅が増え、改善のスピードも速くなりました。筋肉だけでなく、筋膜。とても重要です!いまや、欠かせない治療法です。